公開中の映画「アウトレイジ最終章」を観に行った。
【解説】北野武監督が裏社会にうごめく男たちの仁義なき戦いをあぶり出し、ヒットを飛ばした『アウトレイジ』シリーズの完結編。今作は前回の壮絶な権力抗争の後日譚(たん)となり、底なし沼のような戦いに身を投じる男たちの悲哀を描く。前作同様ビートたけし、西田敏行、塩見三省、光石研らが豪華共演。最後の花道を飾るにふさわしい迫力に圧倒される。
第一作目の「アウトレイジ(2010年公開)」、「アウトレイジビヨンド(2012年公開)」に続く、文字通り最終章でラストを観る限り、「実は・・・」的な感じはなさそうである。前回同様、黒塗りの高級車が印象的に映される。ストーリーは淡々と進んで行くのだが、それでいて飽きさせない。いつもながらバンバン登場人物が亡くなって行き、図太い裏切りが繰り返される。ただ「滑舌の悪い」演者が数名いたのが、最後までどうしても引っかかってしまった。
「ゴッドファーザー」といい、「仁義なき戦い」といい、いつの時代も悪い奴についつい憧れてしまうのは何故なんだろうか?