高松駅まで戻り、雨が上がった市内を歩いて散策。金刀比羅宮さんの疲労を感じず、海沿いをずんずんと歩く。知らない街を歩くのはいつでも楽しい。堀に海水が引き込まれる「海城」で日本三大水城として有名な1676年(延宝4年)に上棟された高松城北乃丸月見櫓は駅のすぐそばにある。また事前に高松を調べていると「城東地区」なる場所(下画像赤枠)があった。明らかにぽつんと「隔離」されている地帯で、元八重垣遊郭が存在していたエリアとのこと。
「男の歓楽街」がすべて凝縮されている島であったが、一種独特の雰囲気に海越しに遠くから眺めるだけにした。
高松競輪場を横目に南下すると、市街地に突如現れる高松刑務所の長くて高い塀を発見。すぐそばに地元・新小岩では馴染み深い「松島二丁目駅」なる無人駅で琴電に乗り、瓦町駅まで二駅乗車。
その夜の香川の先輩との約束まで時間があったので、日本一長いアーケードを見学。
2006年から本格的に始まった再開発で復活したその斬新な手法(60年の定期借地契約や地権者全員の承認等)が実に素晴らしく、以前からとても興味があったアーケードで、縦横無尽に伸びる総距離2.7kmはただただ圧巻だった。散策後ホテルに戻り、先輩と合流し、夜遅くまで酌み交わした。(つづく)