先週の水曜休日の夕方、十両からの取り組みをテレビ観戦していた。その日は私の好きな炎鵬、宇良は続けて負けてしまった・・・
この日から有観客となり、静かな拍手が館内から聞こえて来るが、声援は制限されているので立ち合いで頭と頭がぶつかり頭蓋骨の鈍い音が聞こえてくる。この時期ならではの見どころなのかも知れないが、1月場所では頭から激しくぶつかり合った立ち合いで腰から崩れ落ち不成立で取り直しになったり、3月場所では土俵に頭を打ちつけて亡くなった力士がいたこともあり、どうにも気になってしまう。
入場制限された砂かぶり席には観客も少なく、土俵外に送り出されても接触による怪我の可能性は低いのかも知れないが、昔から思っていた「土俵のせまさ」は何とかならないものか?と改めて思った。
特に徳俵後方は狭い。落下しない程度に土俵をもう少し広げれば怪我も少なくなるだろうし、土俵際ギリギリでのせめぎあいも白熱すると思う。
サッカーでもヘディングの危険性が取り沙汰されており、先日日本フットボールリーグでは育成年代別のヘディングのガイドラインが公表されたばかりである。高校野球ではすでに投手の肩を守るため投球制限が設けられている。先日帰塁時に指を骨折した坂本から走塁用のミトン型グローブに注目が集まっているが、いつの間にかヘルメットのフェイスガードは当たり前になっている(元祖は赤鬼マニエルだろうか?)。様々な面で根性論だけでは難しい時代になっている
さすがに立ち合い時にヘルメットをする訳にはいかないだろうが、頭突きは禁止してせめてかち上げ(前腕をカギの手に曲げ、胸に構えた体勢から相手の胸にめがけてぶちかましを行うこと)までとしたらいかがだろうか?もしそれで魅力が半減したとしても、怪我による休場の方が痛い気がする。
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