天皇陛下の80歳の傘寿を記念し、一般公開された皇居中心部の乾(いぬい)通り。
最終日がちょうど休日だった為、開門時間の10時を目指して出掛けた。
桜の見頃に合わせて宮内庁が初めて企画した行事で、5日間の期間中、38万5060人が訪れたそうで、当日も東京駅から人人人・・・の列が皇居まで続いていた。入口である坂下門が見えるものの、遠ざけるように皇居外苑からぐるりと誘導させられる。桜田門、二重橋を横目に行列に次第に膨れ上がって行く。上空には報道用と思われるヘリが数機飛んでいる。開場を30分早め9時半としていた為、10時半には手荷物検査所、ボディチェックも比較的スムースに通過出来た。そして坂下門をくぐる。
「渋滞防止の為、撮影は1枚で」と警察官の注意を何度も何度も聞かされていたので各所で一回限定のシャッターを押す。門からすぐに晩餐会や親任式、歌会始をする宮殿が見えて来る。
すぐ隣の宮内庁を眺めると、道が細くなるので大渋滞となる。桜満開の時期がほんの少しだけ遅れていたので、すべてが絶景とはまで行かなかったものの、満開の桜の前にはさらに撮影渋滞が出来ている。
途中で「乾問方面」と「皇居東御苑」への二つに道が別れる。この日はかなり暑く、喉もカラカラだったので東御苑へと進み、天主台に登り、大手門から出た。今回入場は無料だったものの、折角の機会なのでいくらか徴収して義援金等にすればいいのにと思いつつ、日比谷公園経由で銀座まで歩いた。
ちなみに紅葉の美しい11月下旬~12月上旬の5日間にも公開予定とのこと。これまた楽しみである。