社会保険料を負担しない範囲で働くいわゆる「年収の壁」について、政府では支給額が減らないように対応した事業主に対して社会保険適用促進手当として、本人負担分の保険料上限に助成する。
これまで以上に働いても手取りが増えないもしくは減ってしまっては、やる気も失せるだろうし、調整したくなるのは当然だろう。ただそこで企業に促進手当を支払うというのは如何なものなのだろうか?その手当は当然のことながら税金である。ニュースの中でそもそも気になるのが「保険料を支払わない(もしくは払いたくない)」ことが焦点になっている点である。毎月支払う社会保険料は企業側からしても正直高額である。「何なの?あの社会保険料の高さは?」と驚いていた起業したばかりの友人や息子さんが入社した際に社長さんは「お前だけは国民年金にする」と冗談まじりに言ったそうだが、その気持ちはとてもよく分かる。でもこれからも自分の将来のために懸命に支払って行こうと思う。