休日に伯父が入院している病院にお見舞いに行った。伯母から「リハビリを頑張らない」との話を聞いていたので、お見舞いを兼ねて「檄」を飛ばしに行った。地元ではかなり有名な病院なのだが、私はこの日初めての訪問だった。予想よりもかなり広くて綺麗な院内に驚きつつ、受付で病室を確認し、四人部屋の窓際のカーテンをおもむろに開ける。一瞬数年前に入院していた父かと間違える程、よく似ていて「兄弟なのね~」と実感する。
「どう?リハビリ頑張ってる?」
「うん、頑張ってる」
あら?話が違う。でも頑張っているならひと安心だ。リハビリは一日二回行うようで、この日は午前のリハビリが終わり入浴したばかりとの事。
「じゃあ午後も頑張んなきゃね」
「いやもう(入浴で)疲れたから今日はいいや・・・」
コラコラ~
そこで頑張んなきゃ駄目じゃないと「今は自力で歩けるようになるのか?ならないのか?の分かれ道なんだから頑張んなきゃ」「後は気力の問題なんだからね」と矢継ぎ早にあれこれ言うと、伯父の顔はどんどん怪訝な顔になって行く・・・まあ~その表情も兄弟よく似ている。とりあえず檄を飛ばすだけ飛ばして病室を後にした。
また偶然にもこの病院で伯父のリハビリを担当しているのがバレー部のメンバーだったので挨拶を兼ねてリハビリセンターに顔を出した。以前から「心の準備があるので来られる前には連絡して下さいね」と言われていたので「もちろん」と笑顔で頷きながら抜き打ちでの訪問。いつものように体育館での呼び捨てと言う訳にも行かず「○○先生」と呼び慣れない言葉で会話をする。ここには他にも数名のメンバーが居て、もう一人の「先生」とも話をして、差し入れを手渡した。
いつもはジャージ姿の彼女であるが、白衣を着て一生懸命リハビリの補助をしている姿に感動しつつ、何とも素敵な職業だな~と思いながら病院を後にした。
伯父さんもメンバーも頑張って有限会社やな瀬不動産