春雨や風子改め雲龍亭雨花の真打昇進襲名披露興行を昨年八月以来の新宿末廣亭へ観に休日に出掛けた。
当日はあいにくの雨(口上で雨花の名の通り降水率が高いと師匠が話していた)。夜の部の開場前に並んで最前列中央席に腰を下ろす。当日は東北からの修学旅行生も加わり、とても賑やかな襲名披露興行となった。ねづっちは相変わらずの切れの良いなぞかけで、ナイツはテレビでは放映出来ないようなネタで盛り上げ、古今亭今いち、瀧川鯉八、三遊亭遊馬らの巧みな話芸を堪能した後、おまちかねの口上。歌舞伎とは異なる当事者がひと言も発しない落語ならではの口上は実に不思議で面白い。口上の後今回同時に真打昇進した金太郎、伯知の両名の一席の後、夜の部の主任の雨花の艶っぽい一席で終幕した。約四時間もの公演もあっという間に感じたとても心地よい浮世離れだった。小屋を出るとお見送りされていた雨花と金太郎にお祝いの言葉を掛けさせて頂いた。このような高くない敷居も落語の魅力のひとつであろう。とにもかくにもみなさんおめでとうございます。
Hさんへ、この度は色々とお気遣い頂きまして有難うございました。改めましておめでとうございます。
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