本日で閉館する日劇で特別上映された映画「マルサの女(1987年公開)」を観た。
【解説】国税局査察部(マルサ)に勤める女性が、ラブホテル経営者を脱税で摘発するまでを描いた痛快娯楽作品の傑作。監督は伊丹十三で「お葬式」「タンポポ」につぐ監督第3作目。税務署の調査官・板倉亮子は脱税を徹底的に調べ上げるやり手。ある日、一軒のラブホテルに目をつけるがオーナーの権藤はなかなかシッポを出さなかった。そんな時、亮子は国税局査察部に抜擢される。マルサと呼ばれる摘発のプロとして経験を積んでいった亮子は、上司の花村と組んで再び権藤と相対するのだった……。
本ブログでもすでに何回も登場しているが、日劇ラストショウイベントで特別上映された作品の中で、迷うことなく本作品を選んだ。オープニングの衝撃は30年以上が経過しても色褪せることなく、すべてが絶妙のテンポで進んで行く。フィルム上映でクリアでない音や映像が時々飛ぶことも何度もあったが、上映前に「それも併せてお楽しみください」とのアナウンス通り、アナログ感を含めて実に面白い作品であった。
大満足で観終えてからいつも観る度に感じていたことを思い出した。板倉亮子が飲む生ビールはどうしてあんなに美味しくなさそうなんだろうって・・・