映画「透明人間(2020年公開・原題The Invisible Man)」を観た。
【解説】「ソウ」シリーズの脚本家リー・ワネルが監督・脚本を手がけ、透明人間の恐怖をサスペンスフルに描いたサイコスリラー。富豪の天才科学者エイドリアンに束縛される生活を送るセシリアは、ある夜、計画的に脱出を図る。悲しみに暮れるエイドリアンは手首を切って自殺し、莫大な財産の一部を彼女に残す。しかし、セシリアは彼の死を疑っていた。やがて彼女の周囲で不可解な出来事が次々と起こり、命まで脅かされるように。見えない何かに襲われていることを証明しようとするセシリアだったが……。主演は、テレビドラマ「ハンドメイズ・テイル 侍女の物語」のエリザベス・モス。
幼い頃から「馴染み」のある透明人間ではあるが、現代版はなかなか斬新だった。主人公がターミネーター2の精神病院のサラ・コナーを彷彿させる取り扱いを受けるのだが、終盤にかけてサラの強さを持つようになる。巷で意味不明な言動・行動をする人を最近よく見掛けるが、もしかしたら・・・と思ってしまう。
単なるホラー作品でも、幽霊チックな作品ではない恐怖感は良かったものの、ラストにかけて続くどんでん返しが何故か衝撃が少なかったのは、主人公があまり魅力的でなかったかも知れない。