東京下町・新小岩駅の不動産屋二代目のつぶやき

東京の下町・葛飾区新小岩で今年創業49年を迎えました不動産屋の二代目が気ままに書き綴った独り言ブログです。ブツブツ・・・

映画:「六月の蛇」

2022年06月19日 09時42分25秒 | 映画の話

公開20周年を記念し、特別上映された映画「六月の蛇(2002年公開)」を池袋新文芸坐へ観に行った。

【解説】セックスレスの夫婦とその妻のストーカーによる、ゆがんだ性愛の行方を描いた官能ドラマ。監督・脚本は「BULLET BALLET バレット・バレエ」の塚本晋也で、自ら撮影監督も務める。主演は、「冷血の罠」の黒沢あすかと「行楽猿」の神足裕司、「溺れる人」の塚本晋也。第59回ヴェネチア国際映画祭第1回コントロコレンテ部門審査員特別大賞受賞、協賛企画WEB SITEキネマトリックス長編映画部門最優秀作品賞受賞、第34回シッチェス国際映画祭最優秀主演女優賞(黒沢あすか)受賞、最優秀美術監督賞受賞、第25回記念ヨコハマ映画祭2003年日本映画ベストテン第5位、第22回オポルト国際映画祭ファンタジー特別賞受賞、最優秀主演女優賞(黒沢あすか)受賞、第13回東京スポーツ映画大賞主演女優賞(黒沢あすか)受賞作品。

上映後に塚本監督と主演の黒澤あすかのトークショーがあると知り、黒澤あすか見たさに上映1ヶ月前の予約開始と同時に最前列ど真ん中を確保出来たものの、スクリーンがかなり上にあり、常時見上げた状態となり、スクリーン全体を見渡せたかは不明な鑑賞だった。タイトル通り雨のシーンが続くのだが、伊丹作品の「お葬式」や「マルサの女」での印象的な雨とはまたひと味異なる雨が降る。後半から独自の世界が広がり、難解な作品に思えたのはスクリーンすべてを観れなかったからだろうか?それとも自分の読解力が低かったか・・・

ただ黒沢あすかは20年前の本作品よりも10年前の映画「冷たい熱帯魚(2011年公開)」映画「闇金ウシジマくん(2012年公開)」の方がずっと艶っぽいし、何よりも魅力的で綺麗に思えた。上映後のトークショーは距離にして2メートルほどの目の前に監督、すぐ横に黒沢あすかと言う緊張する環境で、彼女は自分の居場所として「裸で演技が出来る女優」を本作品で見つけたと言っていた。格好いいぜ。

館外に出るとスクリーン同様に雨が降っていた。

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