先日問い合わせのあった初来日の留学生さんが物件見学に来社された。
日本語はほぼ話せないのでお互いに翻訳機片手に会話をした上で希望物件を見学された。するとたくさん質問があり、ひとつひとつ翻訳機を介して回答する。翌日日本語に翻訳されたメールでさらに質問と要望が届いた。初めての来日での日本での生活に対して不安要素を極力軽減したい気持ちに応えるべく質問には丁寧にわかりやすく回答し、要望には応えられるものとそうでないものとそれぞれ返信する。そして翌日にも再来社され、長時間を掛けて二回目の見学。室内を隅から隅まで確認され、再度質問と要望のやり取りを繰り返す。翌日さらなる追加の要望が室内で撮影した画像と共に長文で届いた。この三日間で10通ものメールに対して同じ質問と回答を何度も繰り返した経緯を踏まえ、もしこのまま成約になった場合、入居後も数々の要望や改善が出る可能性を踏まえ、オーナーと協議した結果、今回は終了させて頂く旨を返信した。
質問に対しては誠実に答え、要望に対しては内容によりオーナーさんと協議した上で可能な限り応えたいと心掛けている。物件を始めオーナーさんや管理会社、隣人等の確認を詳細に行うこともとても大切だと思うし、さらに初めての日本での生活が不安なのは分かるし、分からないことだらけなのも承知はしている。ただ新築物件ではないので当然設備の老朽化もあるし、防音に優れた物件でも多少なりとも物音は漏れるのが共同生活で、部屋探しで希望条件通りの物件は絶対にない。また入居者さんが物件を選ぶように入居者さん自身も選別される。
もしこれでまた「接客不向き」と評価されるのであれば、それは別に仕方ないと思うが、しばらくして当社のクチコミに評価1が匿名で入ったのは偶然なんだろうか・・・