翌日は半農半X(はんのうはんえっくす~自分・家族の食べ物は自給自足でまかない、残りの時間は自分のやりたいことに費やす)を営む先輩移住者さんである「梨本あぶらや」さんを訪問。今回こちらの体験ツアーに参加した理由のひとつは有楽町で参加したセミナーでこちらの奥様の講演が大変魅力的だったこともある。アグレッシブな奥様はそのままで、ご自分の畑を説明してくれる。目の前に広がる原風景に友達と走りまくった幼少時代の記憶が蘇る。
その後、ご主人が経営されているエゴマの搾油を見学させて頂いた。エゴマブームのおかげで深夜遅くまで作業しているとのこと。
その後、ご自宅で奥様お手製のエゴマ料理を頂戴する。エゴマを軽く炒って、擦って、醤油で混ぜ合わせ、取れ立ての大根に乗せて頂くとてもシンプル料理であったが、深い味わいが口の中に広がる。笑顔がとても素敵なご夫婦で、移住生活で成功するための秘訣がこちらのお宅にはたくさん詰まっていた。
車で約20分程度移動し、白河だるま総本舗・渡辺だるま店さんにて白河だるまの絵付けを初体験。白河だるまの最大の特徴は幸運の象徴とされている「鶴亀松竹梅」が顔の中に描写されていることで、見本を見ながら忠実に絵付けしたつもりだったが、何とも微妙な出来栄えだった。ただとてもはまってしまうほどの楽しい絵付け体験で、14代目の説明も楽しかった。ちなみにお腹部分に書く漢字は自由とのことで、私は迷わず「楽」を書き入れた。「らく」じゃないよ、「たのしい」だからね。
まだまだ書き続けたかったが、時間の関係で白河駅前の「大福屋」さんにて白河そばで昼食を頂き、白河駅前を徒歩でスタッフさんと散策。新幹線の停車する「新白河駅」が出来た事により、「白河駅」は少し元気がないとのこと。民謡「会津磐梯山」の囃子詞に登場する「朝寝、朝酒、朝湯が大好きで」の小原庄助のとっくり型の墓や白河小峰城を見学し、昨夜訪れた「り采あん」で家族へのお土産を購入した。
今回のツアーの最後にラクラスしらかわさんの事務所へお邪魔し、新白河駅まで送って頂いた。80分で東京到着したが、新幹線の車内はほぼ満席だった。自宅に帰り、たくさん頂戴したお土産の数々を広げる。
ひとつひとつ手にしては、実に楽しい二日間であったと振り返る。郷土愛に満ち溢れた白河のみなさんのおもてなしの心は、実に暖かく嬉しいものだった。
また白河散策時に美味しいと評判のガトーカフェ ル クールのプリンをお土産に購入したが、帰りに忘れてしまい、翌日宅急便でお送り頂いてしまった。それも老舗大黒屋さんのお菓子の詰め合わせまで・・・最後の最後までご面倒をお掛けしました。プリンもだるま最中も絶品だったな~理事長はじめ、高橋さん、斑目さん、小林さん、JAの酒井課長さん、梨本ご夫妻、14代目渡邉さん他、白河の皆様、本当に有難うございました。
ちなみに体験ツアーは基本的に年二回開催されており、今年度分は終了とのこと。費用負担は新白河駅までの交通費のみです。ご興味のある方は是非「ラクラス白河」さんまでお問い合わせ下さい。
【明日11/23(水祝)は当社定休日となります】