北海道昆虫同好会ブログ

北海道昆虫同好会は北海道の昆虫を中心に近隣諸国および世界の昆虫を対象に活動しています。

アンデスアマゾンの巨大なゴキブリ、怪虫など。

2023-10-12 15:16:06 | 採集記・旅行・写真

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アンデスアマゾンの巨大なゴキブリ、怪虫など。

 

南米ペルー、アンデスアマゾンにチョウの採集に出かけたわけですが、チョウ以外の昆虫その他の生き物たちも見るもの全てが珍奇で目新しく、それこそ何でもかんでも夢中でデジカメ撮影しました。もちろん種名などは分からなくて申し訳ありませんが、時々このブログにアップしてみたいと思います。

 

 

アマゾンの巨大ゴキブリ。

 

 

 

 

アマゾンの緑色のセンチコガネ?

 

 

 

 

アマゾンのキリギリス。

 

 

 

 

チョウにそっくりの昼行性蛾。

 

 

 

アマゾンのバッタ。

 

 

 

 

アマゾンのカミキリ。

 

 

 

 

これもアマゾンのカミキリ??。

 

 

 

 

怪虫。足を広げると40cm以上ある ウデムシ の一種。

 

 

 

とても大きなカタツムリ?。

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ヒマラヤのチョウ代表、オオヤマミドリヒョウモン Argynnis childreni  Gray, 1831 

2023-10-07 14:30:14 | 採集記・旅行・写真

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ヒマラヤのチョウ代表、オオヤマミドリヒョウモン Argynnis childreni  Gray, 1831 

 

 

 

北インド東部、ネパール、ブータン、から中国北西部にかけての山岳地帯に分布する、大型美麗なヒョウモンチョウです。

 

9月上旬のドチュラ峠への途中の原生林。濃い霧が流れて、晴れたり曇ったり。寒くなったり暖かくなったり。

この黄色い花にチョウが吸蜜に飛来します。

 

 

このオオヤマミドリヒョウモンは、いわゆるヒマラヤ回廊に多く見られるようで、私は1968年に出版された北海道大学のヒマラヤ(ネパール)調査隊の報告書ーヒマラヤの動植物ーで白黒写真の図版を見たのがこのチョウとの最初の出会いでした。

何故か、この大型ヒョウモンチョウは私にとってきわめて印象深く、以来、私の頭のなかではこのチョウをヒマラヤのチョウ代表と位置ずけてしまったのでした。

 

 

 

当時北海道大学に入学したばかりの赤貧大学生だった私は、強い意志はあっても経済的な問題でネパール行きなど到底かなわぬ夢でしたが、後に厳重な鎖国を続けてきたブータン王国が1978年に開国され、その翌年ブータンにチョウの調査で入国することができました。

 

 

 

ヒマラヤ回廊の中心に位置するブータンではおよそ2000m前後の山岳地帯でこのチョウをよく見かけましたが個体数はさほど多くはなかったとおもいます。

 

 

 

 

この大型のヒョウモンチョウの飛翔は小気味よいほどに力強く、春と秋に出現します。

 

 

 

秋には個体数が多いようですが多少飛び古したような印象をうける個体が多くみられます。

 

 

 

これらのことから、日本(本州)における一部のヒョウモンチョウたちと同じく、春に羽化した個体が暑い夏は夏眠して、秋、気温が落ち着く頃に再出現し産卵している可能性がないかと推定しています。

 

 

水車で回り続けるマニ車。

 

ラマ教ではマニ車をせっせと回すことによって願いが叶ったりご利益があったりとされるみたい。道路脇にある小型仏塔の中にはマニ車があり、沢水を引いてその水力で延々と回り続ける仕掛けがありました。

 

 

 

 

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ブータンでミダヌスルリマダラ♂翅表のギラギラとヘアペンシルを撮影した。

2023-09-03 21:22:11 | 採集記・旅行・写真

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ブータンでミダヌスルリマダラ♂翅表のギラギラとヘアペンシルを撮影した。

 

XXXX-6-17 (木)  曇り 時々晴れ 一時 雨  暑い

Puntsholing Bhutan.   ブータン王国南部、インドのアッサムとの国境の町、プンツォリン郊外の河原で吸水中のミダヌスルリマダラ(Euploea midanus splendens Butler )をつまんでとらえ、手のひら写真を撮影した。

 

 

 

 

オスなので 盛んにヘアペンシルをだした。

 

 

 

 

マダラチョウ科のオスの多くはこのヘアペンシルからメスを誘因するフェロモン大気中に飛ばす。

 

 

 

 

ミダヌスルリマダラのオスはルリマダラ属のなかでも最も強く輝く幻光を発する。特に、東南アジアに広く分布する本種のなかでもこの亜種ssp.splendens が最も美しいブルーの構造色を呈するとされる。

 

 

確かに、野外で強い太陽光の下で生きている本亜種のギラリぎらりと輝く青い幻光のものすごさは展翅標本からは到底想像できず、見る者を圧倒します。

 

 

 

 

この亜種はブータン以外ではアッサム、シッキム、ネパールに分布します。

 

 

 

 

 

ミダヌスルリマダラ♂翅表のギラリギラリをうまく撮影しようと種々工夫をこらして撮影してみたがいかがでしょうか。

 

 

 

プンツオリンの風景。

 

 

インドとブータンの国境のゲート。この付近ではブータン人とインド人はお互い自由のこのゲートを行き来しているように見えました。そこで、私もブータン人のふりをして何度かインドへ出て、またもどってきました。一応係官が目を光らせておりちょっとヒヤヒヤでした。

 

 

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ドゥルガイチモンジ、最強の女性戦士の名を持つブータンの美蝶。

2023-04-19 11:50:15 | 採集記・旅行・写真

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ドゥルガイチモンジ、最強の女性戦士の名を持つブータンの美蝶。

 

Bhutanのドゥルガイチモンジ(Euthalia durga   :   Bassarona durga とされることもある)。

 

 

Sikkim , Abor Hills,  Nagaland   Bhutan などヒマラヤ回廊一帯からビルマ北部まで分布する大型で美しいタテハチョウ。大型のメスは羽根を開くと大人の手のひらほどになります。

 

 

ドゥルガイチモンジ発生地周辺のブータンの風景。

 

 

 

 

ブータン王国の料理の必需品唐辛子や、ウリを売っている。

 

ドチュラ峠の風景。

 

 

 

 

ブータンでは  Punakha周辺や Thynleygang の小高い崖で観察しました。

 

 

 

普段は灌木の多い小高い崖の上部にいますが時々、ゆっくりジグザグに飛びながら舞い降りてきます。

 

 

 

 

崖にペタッと張り付くように静止したり、地面に降りて吸水することもあります。

 

 

 

8月中旬が発生の盛期ですが個体数は多くない。

 

 

 

 

この蝶の種名に当てられたドゥルガはヒンドゥ教の神話上の女神ドゥルガーにちなんでおり、その名は「近づき難い者」を意味するとされています。

 

 

外見は優美で美しいが、実は最強の戦いの女神。額の中央にも目があり顔に合計3つの目を持つのは、最新のスバルのSUV、クロストレックのアイサイトみたい。8本もある腕には、それぞれ超能力を有するすごい武器を持ち、まさに無敵です。普通はまたはライオンに乗る姿で描かれます。

 

 

 

ブータンやネパールは主にラマ教、シッキムはイスラム教が半分ほどなのでヒンドゥの女神ドゥルガーとは無縁の地域です。

 

この蝶が記載されたときの標本はヒンドゥ教がメインのインド北部産のものかも知れません。

 

 

今回、図示したドゥルガイチモンジは全てN.M氏採集のものです。

 

 

 

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Bhutan王国のウスアオゴマダラシジミ Phengaris  atroguttata  ssp.

2023-04-05 13:27:13 | 採集記・旅行・写真

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Bhutan王国のウスアオゴマダラシジミ Phengaris  atroguttata  ssp.

 

 

 

Bhutan王国のドチュラ峠( Dochongla  )。飛行場のある Paro や首都 Thimphu からBhutan西部へ向かうのに、何度この峠を越えたことだろう。

 

 

もう少しで峠にさしかかる手前、森林の中に開けたいかにもチョウがたまりそうな湿潤な一角がある。

 

 

そこに、今まで見たことのない白い大型のシジミチョウが多数、ひらひらチラチラと舞っていました。

 

 

黄色い花に止まり吸蜜を始めると白い羽根に大型の黒い黒色紋。とても特徴的な斑紋なので台湾にも産する ウスアオゴマダラシジミ Phengaris  atroguttata  ssp. であることはすぐにわかったが、生きた実物を見るのは初めてでした。

あたりにはこのシジミチョウ以外のチョウは何もいない。翅表のブルーは台湾産より色濃くて、明るい陽光の下、息をのむほど美しい。

 

 

 

この日はこのシジミチョウの乱舞を見ただけでとても幸せな気持ちになれたドチュラ峠でした。

 

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