北海道昆虫同好会ブログ

北海道昆虫同好会は北海道の昆虫を中心に近隣諸国および世界の昆虫を対象に活動しています。

吸水中のミヤマカラスアゲハ春型12♂♂。

2020-12-06 15:53:03 | ミヤマカラスアゲハ
吸水中のミヤマカラスアゲハ春型12♂♂。





20XX-5-30 (日) 晴れ


よく晴れた。


10時に北見市の自宅を出発。郊外の北相之内林道へ入りチシマハンショウズルの写真を撮ろうとしたのだが冬期間の積雪で林道に木が倒れ込んでおり、現場へ到達出来なかった。




仕方なくNK林道に転戦したところミヤマカラスアゲハ春型♂がかなり発生していた。 



林道や渓流河川敷で吸水中の♂の小規模な群が散見できた。



大集団はみられず最大で4頭の吸水集団がいた。



この日、ミヤマカラスアゲハは12♂♂を目撃。








とても敏感で接近すると多くは舞い立って飛び去るが、なかには吸水に夢中でよいモデルさんになってくれるのもいた。




ミヤマカラスアゲハの春型は、いつ見ても美しい。



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ミヤマカラスアゲハ吸水集団と美しい手のひら写真

2020-07-12 23:43:40 | ミヤマカラスアゲハ
ミヤマカラスアゲハ吸水集団と美しい手のひら写真


2017-7-23 (日)  曇り 22度C


朝から懸案の庭の草取りをかなりやった。


午前11時。行こうか行くまいか迷ったが、近郊の湧別川水系渓流の源流域に夏のチョウと、絶滅危惧種VUオショロコマを見に出かけた。


この日は蝶が多かった。丁度羽化したばかりの新鮮なミヤマカラス夏型♂の吸水集団があちこちに見られた。

















この時期はミヤマカラスアゲハの吸水集団の中に、とりわけ敏感な見張り番みたいな個体が必ずいて、撮影しようと慎重に接近するのだが、そいつが急に派手派手しく舞い立ち、つられて吸水集団の蝶たちが全部逃げてしまうことが多い。























接近するとシャッターを切る直前に、一斉にチョウたちが舞い上がることの連続で、どうにもうまく撮影できない。













それでは採集してみようと一網打尽にネットをかぶせると10数頭がネット内で大暴れ、ことごとく尾状突起破損などでボロボロになってしまい、やはり1-2頭ずつ採集するしかない。





















羽化したてのミヤマカラスアゲハ♂の 手のひら写真 は、展翅標本と較べると別な感じで美しく、個体によってそれぞれ独特の羽根の輝きがあって 、とても photogenic だ。






次々にミヤマカラスアゲハの吸水集団をさがしながら林道をすすんでゆくと、昨年秋の大水害の影響で林道が流されてそれ以上進めなくなっており、残念ながら引き返した。






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コクサギ飼育のミヤマカラスアゲハ越冬蛹が夏型として羽化 その弐

2020-06-23 20:56:41 | ミヤマカラスアゲハ
コクサギ飼育のミヤマカラスアゲハ越冬蛹が夏型として羽化 その弐



2016-6-8 (水)   晴れ 夕方から雨




午後9時。この日は夜遅く帰宅したが コクサギ飼育のミヤマカラスアゲハ越冬蛹1個が羽化していた。








♂個体で、先日羽化したものとまったく同じ傾向の個体で、6月羽化というのに裏面白帯は狭くて夏型を思わせるものであった。




夏型の外観だが大きさは小型で春型サイズ。





♂翅表の発香鱗の毛並みがよくないのと尾状突起の展開がややあまい。





最終的には残りの蛹は羽化することなく死亡。




結局2016年夏にコクサギに産卵されたミヤマカラスアゲハ卵76卵中、かろうじて羽化に至ったのは、この2頭のみであった。羽化率 2.6% 。




過去にミヤマカラスアゲハを地元の山に自生しているキハダを用いて数百頭以上を無事に飼育羽化させた経験( 羽化成功率は春型、夏型とも約95%以上 )からすると、コクサギでの飼育はあまりにも成績が悪い。



少なくともこの年の飼育実験においては北海道オホーツク界隈のミヤマカラスアゲハにとっては適した食樹とは言えなかった。




しかし、その後もコクサギによるミヤマカラスアゲハ飼育実験を繰り返した結果、年や種苗によっては良好な飼育羽化をみる場合もあることがわかったのは既報のごとし







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コクサギ飼育ミヤマカラスアゲハ越冬蛹が 6月に夏型として羽化 その壱

2020-06-17 22:07:38 | ミヤマカラスアゲハ
コクサギ飼育ミヤマカラスアゲハ越冬蛹が 6月に夏型として羽化 その壱



2016-6-6 (月)  晴れ




夜7時。2階の私の部屋に出していた昨年コクサギで飼育したミヤマカラスアゲハ越冬蛹5個のうち1♂が羽化している。








久しぶりに見る生きたミヤマカラスアゲハは文句なく美しくあれこれ撮影した。


 

本来、本種の飼育には不適とされるコクサギで飼育したとはいえ一応、美しいミヤマカラスアゲハなのだが、ちょっと注文をつけると以下のようになる。




越冬して6月6日に羽化してきたのに春型ではなく、夏型を思わせる外観の小型♂。




羽化状態はまあまあだが尾状突起の展開がやや甘い感じ。




きれいはきれいなのだがダントツの美形とは言えず小さな夏型♂みたいといったところ。



後翅裏面白帯が細く狭いのは夏型の特徴。






ひそかに期待していた異常な色調や斑紋は見られない。




この蛹の前に黒くなって羽化間近と思われた2蛹は、その後急に異常低温が続いたせいか力つき羽化に至らず蛹内で死亡した。





残り2個、うまく羽化するかな。





夜。とある蝶友からの電話あり。





ミヤマカラスアゲハの越冬蛹を、思い切りたくさん作ったが美麗異常型を期待して低温処理したら全部死んでしまったとのこと。



ご愁傷様です。






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ミヤマカラスアゲハ、卵から孵化の瞬間を拡大撮影

2020-05-21 21:27:05 | ミヤマカラスアゲハ
ミヤマカラスアゲハ、卵から孵化の瞬間を拡大撮影


2017-6-24(土) 雨 20度C 寒い




コクサギに産まれた留辺蘂のミヤマカラス卵10卵、次々に孵化しはじめた。

 


最近はまっている特殊な撮影法で拡大撮影した。





卵殻を食い破って出てきたときはまっ白な幼虫。
















色素ができるのだろうか、10分でたちまち黒い幼虫になる。






ちなみに この母蝶から袋かけで採卵した卵です。









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