北海道昆虫同好会ブログ

北海道昆虫同好会は北海道の昆虫を中心に近隣諸国および世界の昆虫を対象に活動しています。

♀探索飛翔中のジョウザンシジミ、枯れ草にとけ込む

2019-05-05 19:33:22 | ジョウザンシジミ
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♀探索飛翔中のジョウザンシジミ、枯れ草にとけ込む


2018-5-4 (金)  あさてっかり


前回、早春のオリオン、枯れ草にとけ込むジョウザンシジミ春型の撮影の苦労をブログにアップしました。



しかし掲載したのはそれなりに撮影できた写真ばかりでした。



自分でブログを見てみてある意味、実態を述べていないような気持ちになりました。



前翅頂10mm前後の小さなジョウザンシジミ♂たちが枯れ草に完全にとけ込みながらチラチラ飛ぶのを目で追うのにはかなりの集中力が必要でした。



目がおかしくなってしまう。 これは羽化後しばらく続く♂の♀探索飛翔のためです。



この時期は♂がメス探索飛翔をやるばかりで、ひたすらチラチラ超低空飛翔。



奇跡的に枯葉などにとまる瞬間があり、それが数秒ほどの唯一のシャッターチャンスです。



ひたすら、めくら滅法連写しながら寄って行く撮影あるのみです。



さて、枯れ草にとけこんだジョウザンシジミを写真上で発見できるでしょうか。

といった写真をアップしました。


ジョウザンシジミしっかりと写っていますが おわかりになるでしょうか。

















キジムシロに吸蜜する写真はめずらしい。










超接近でこの程度の写真となりますが、こんな最良の機会はウルトラまれです。











発生後期には比較的よくとまるようになりますが、その頃はもう羽化したての美しいジョウザンシジミではありません。




♀探索飛翔の時期があるていど治まると、吸蜜したり休んだり産卵したり、よいモデルになってくれる個体がでてきますが.........。





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2018年早春のオリオン、ジョウザンシジミ春型の撮影

2019-04-12 15:02:18 | ジョウザンシジミ
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2018年早春のオリオン、ジョウザンシジミ春型の撮影


2018-5-4 (金)  あさてっかり


朝から、晴れたり曇ったりがやたらとめまぐるしい。


曇ると釣りにゆこうかという気になり、晴れ間がでると、やっぱり蝶の撮影にいこうかとコロコロと決心が変わり、気持ちが揺れ動く。



朝10:30 意を決して北見市郊外の崖に ジョウザンシジミ春型 Scolitantides orion の撮影にゆく。


強く陽が射しはじめると あちこちから超小型のジョウザンシジミ春型が舞い出す。



せわしく低く素早く飛び 枯れ草一色の背景に見事に溶けこんで目をこらして追いかけないとすぐ見失う。










時々枯れ草などに止まるが、止まる時間はほんの数秒、長くて10秒。

















さあ構図を決めて、ピントを合わせて、などとやっていては全く撮影はできない。


飛んでいる個体の多くは♂で 盛んに♀探索飛翔をやっているようだ。 


止まる♂にすぐに別の♂がからみつき、卍巴になってしまうので、さらに撮影しにくいことこの上ない。













毎度のことだがヤマカンでピント・構図をあらかじめ決めておき蝶が視野の中で止まったと思った瞬間に連写する撮影法で撮影をおこなった。 












そうこうしているうちに、たちまち陽がかげりジョウザンシジミたちは見えなくなった。


結局、チラチラとジョウザンシジミ春型が舞ったのは、ほんの30分ほどの出来事であった。


そんなわけで コンピューターに取り込んでチェックするとほとんどは没写真ばかりでした。 


それでもなんとかピントのあった写真をアップしてみました。



北見では丁度サクラが咲き始めて、この日は8分咲きくらいでしょうか。











コツバメもいました。





 




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私の指にとまってストローをのばすジョウザンシジミ

2018-11-23 01:04:12 | ジョウザンシジミ
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私の指にとまってストローをのばすジョウザンシジミ。


201X-7-21 (金)  晴れ 30度C


朝10:30 家の近くの渓流へ旬のヤマベ釣りに出発。


いつもの入渓場所の橋から降りてまず下流500m, 昼食のあと上流500mほどを釣った。 


釣れたヤマベはいつもよりやや少なく33匹。 


大型の2年魚、3年魚が多かった。


夕食は釣ったヤマを揚げて天ぷらソバ。

 

オリーブオイル少な目で揚げたが油が皮膚にはねたりしてかみさん、大騒ぎ。
 


丁度、飼育しているジョウザンシジミがかなり羽化しており、指をだすと止まった。




このジョウザンシジミは羽化したてであるが私の指にしっかり止まってせわしなくストローを伸ばして盛んに何かを吸っている。




水分やミネラル補給で汗を吸っているのだろうか。 


それとも、天ぷら、天つゆや 魚釣りの残り香につられてくるのだろうか。




数分ほどで指から飛び立ったが、とてもかわいい感じで飽きずにながめたのでした。





これまでジョウザンシジミはよく私の指にとまらせて悦にいったりしていたが、ストローをのばしてなにかを吸っているのは今日、初めて認識した。




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ジョウザンシジミ、蛹化には硬いところがお好き

2018-09-03 20:55:19 | ジョウザンシジミ
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ジョウザンシジミ、蛹化には硬いところがお好き


2018-8-8 (木)  薄曇り


最近あまり摂食しなくなったジョウザンシジミ終令幼虫を蛹化用タッパにうつしておいたものから蛹を回収した。




普通に蛹化させたものは、このようにウンコ混じりの中から慎重に蛹や前蛹を探し出すことになり、ひどく手間暇がかかってしまいます。




この日、蛹や前蛹をあわせて300個くらい回収。


疲れた。 もうやだ。





まだ大型タッパ3つある。 



野外で今春に採集し持ち帰ったジョウザンシジミ2♀♀から採卵し、増殖させたらものすごい数に増えてしまった。


ただ、ジョウザンシジミの大量飼育をするためには数年かけて食草エゾキリンソウの大群落を作っておく必要があります。蝶の発生地から少ない食草をむしりとってくるのは禁忌です。



ジョウザンシジミに限らず、自然界の過酷な環境ではなく人工的な快適環境で飼育すれば全ての昆虫はこんな具合に大量飼育が可能であろうと思う。



これまで多くの蝶の飼育を経験したが、野外では稀種、珍蝶といえども、それを実感した蝶は多い。




ジョウザンシジミ、蛹化には硬いところがお好き



さて、まともにジョウザンシジミの蛹を回収するのがけっこう大変なことを述べましたが。


経験的に終令幼虫は蛹化場所を探して移動するが、なにか硬いところに好んで糸を吐き体を固定し蛹化する傾向が強い。



これまでのジョウザンシジミ飼育の経験上、今回も素焼きの鉢の破片や割り箸を入れておいたが、これらにびっしり蛹がついている。



割り箸に蛹化したもの。









このように蛹化場所としてはかなり硬いところを好むことがわかる。



以下は素焼きの鉢の破片に蛹化したもの。























おそらく自然界でも同様な傾向があることがうかがえる。



回収した蛹の一部。このほか前蛹個体もかなりある。





これらの半分ほどは、夏型個体として羽化するだろう。



時には全部、夏型として羽化することもあります。


ここの産地の標本はまだ持っている人がいないようなので(未検討産地)、とりあえずジョウザンシジミ大量展翅の名人Kさんに今回の蛹全部持っていってもらいます。


どんなジョウザンシジミがでてくるのか、乞うご期待。





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ジョウザンシジミ若令幼虫おぼれそう。

2018-08-25 16:55:33 | ジョウザンシジミ
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ジョウザンシジミ若令幼虫おぼれそう。



2018-7-29 (日) 東京 30度C 晴れたり曇ったり  北見 晴れ 〜32度C


昨日からまる二日、東京へ出かけて家を空けていたが午後9時ころ帰宅。



無数のジョウザンシジミ1-2令幼虫が エサが無くなってしまい タッパの壁に登ってびっしり張り付いているのをみて驚いた。



おまけに普通は 朝 昼 夕 寝る前 タッパーの蓋をあけて湿気抜きをやるのだが、まる二日密閉していたので若令幼虫が水滴のなかでおぼれそう。













庭からエサのキリンソウを採ってきて、タッパーをきれいにして幼虫の世話で一仕事でした。



ところで こんなに沢山の幼虫、一体どうするの。







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