北海道昆虫同好会ブログ

北海道昆虫同好会は北海道の昆虫を中心に近隣諸国および世界の昆虫を対象に活動しています。

2024年のエゾヒメギフ初見は、どうなるか。

2024-03-31 12:11:24 | エゾヒメギフチョウ

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2024年のエゾヒメギフ初見は、どうなるか。

 

2024-3-31( 日 ) 曇 暖かい。

 

AM 11:00  起床。 そのあとブランチ少し。 

 

朝寝坊ダイエットというのがあって 毎日朝食を抜いて一日2食にすると、けっこうなダイエットになると言いますが、毎日寝て暮らす余裕がなければ難しいのが難点らしい。 

 

庭の雪が半分ほど消えて、福寿草のつぼみが上がって半分開花しているのもあります。今年の福寿草は 7株。当初は30株ほどあったのですが、年々減ってきました。厳密には我が家のは福寿草そっくりのキタミフクジュソウという別種ですが。

 

孫 長女君がノートブックパソコンが欲しいというので、Window11 , core i 7, メモリー16G , ストレージ512SSD のパワフルなのを買ってあげましたが、まあ速いこと速いこと。私は長年 Mac 地獄にはまってきましたが、若い人たちは現実的なWindows を好む傾向がうかがえます。

 

明日からいつのまにか4月で時間の経過が年ごとに加速してゆくのをひしひしと感じます。

 

さて毎年早まっているみたいですが、今年のエゾヒメギフ初見は、どうなるでしょうか ? 。

 

 

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北海道北部晩期発生のエゾヒメギフ個体群を撮影。

2023-09-13 13:09:49 | エゾヒメギフチョウ

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北海道北部晩期発生のエゾヒメギフ個体群を撮影。

 

 

20XX-5-21 (日) 晴れ 強風

 

 

 

朝6時30分に北見市を出発。遠路、雄武町の晩期発生エゾヒメギフチョウ撮影に出かけた。

 

 

 

 

この時期、北見界隈ではエゾヒメギフの盛期は過ぎ、汚損した個体しか見られないのだが雄武町では、発生時期がかなり遅いために今日あたりが最盛期になる。

 

 

 

 

この時期、国道横の湿地の水芭蕉群落の奥に続く小規模なエゾノリュウキンカ群落を丁寧に見て歩くとたいていエゾヒメギフが吸蜜に来ている。

 

 

エゾノリュウキンカの花に吸蜜にきているエゾヒメギフをデジカメで撮影した。

 

花は満開。ここでは7-8頭の蝶がいて盛んに吸蜜しているのをせっせと撮影した。

 

 

日差しが強く、影にいれて撮影したいのだが影にはいるとすぐ逃げてしまいうまく行かない。

 

それでも2頭を一画面に撮影などまあまあ良い写真が撮れたので満足。 

 

 

近くに幌内川上流域の支流がありオショロコマがいないかと、渓流竿を持ち出して長靴で笹こぎをして川にでてさぐったが雪解けの増水で釣りにならずで中止。

 

 

引き上げる途中、急に体が変に浮いた形になり、右足一本に全体重がかかった形で体が回転した。このときバスンと右足ふくらはぎ上部で大きな音がして、足の力が抜け、立っていれなくなった。

 

 

 

歩こうとすると激痛で動けずしばらく転がっていたが、その後這うようにして林道にもどった。重症だ。右ひふく筋の内側靱帯損傷だとおもう。

 

地面に転がっていると美しいシラネアオイの花がたくさん咲いているのに気づいた。

 

 

車の運転はなんとか可能だが、もう渓流のオショロコマ調査は無理だ。 

 

 

 

 

最後に奥サンルの国道沿いにあるエゾノリュウキンカ群落を見てまわって帰路についた。ここではエゾヒメギフ4-5匹が飛んでいた。

 

 

このポイントは旭川の蝶愛好家の中では人気があるようで、前述のごとく旭川、浜益、北見あたりの産地では5月上旬にはエゾヒメギフの盛期は過ぎているのに、5月下旬になっても新鮮な個体が多い産地だ。

交尾後、交尾嚢をつけたメスがエゾノリュウキンカで吸蜜中。

 

ここでは旭川の顔見知りの蝶やさん二組が来ていた。エゾノリュウキンカが途切れるあたりではエゾエンゴサクに吸蜜する個体もみられた。

 

 

 

また、えんえんと走って夕刻、北見の我が家にもどった。

 

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2023 年フキノトウに吸蜜するエゾヒメギフチョウを激写。

2023-05-28 22:26:00 | エゾヒメギフチョウ

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2023 年フキノトウに吸蜜するエゾヒメギフチョウを激写。

 

 

2023-4-28 (金) 晴れ 強風 ~15℃

 

 

 

 

予報をみると今日の午前中は強風だが何とか晴れるようだ。

 

 

 

 

 

週間予報では当面好天の日はなく今日ゆくしかない感じなので 午前10時に自宅を出発し北見市近郊の林道へ エゾヒメギフを見に出かけた。

 

 

昨日、蝶友たちからのからのメールでは、気温の変化が激しいためか今年のオホーツクはどこもエゾヒメギフ発生数は少ないらしい。

 

 

 

本日の目的の入口付近、カラマツ植林地がかなり伐採されていた。 

 

 

 

林道をすすむと フキノトウは はやトウがたって伸び始めているものもあり、思っていたよりも春が進んでしまっている感じ。 

 

 

 

ネコヤナギがきれい。 今年は春先の強風で ずいぶん倒木があり林道に倒れ込んでいる。

 

 

 

なんとかよけながら林道を登るが本命ポイントの少し手前でとうとう倒木による通せんぼがあり狭い林道を苦労してターンして引き返した。

 

 

 

午前10:40 いました。日が射して気温が少し上がって強かった風が止むと エゾヒメギフ1♂ A1 飛び出しネット。手のひら写真で撮影しようとしたら手から逃げてしまった。 

 

 

やはりここのエゾヒメギフの盛期は例年よりだいぶ早くて、少し前であったらしく♂は汚損、破損個体が多い。

 

 

ついでフキノトウに吸蜜中のメスを発見

 

 

稀にネコヤナギに飛来するエゾヒメギフ♂も見られる。

 

 

♀は交尾済み個体ばかりで、交尾後をしめす交尾嚢が形成されている。

 

 

 

 

エルタテハは お腹ぽんぽんで これから産卵するのだろうか。キベリタテハ2匹が絡み合いながら飛んでいた。クジャクチョウ越冬個体を三匹みた。

 

 

 

 

エゾスジグロチョウ3個体みたが、大きさにばらつきが多い。

 

 

 

 

ここのエゾヒメギフの主たる吸蜜植物は道央・日高などのようにカタクリではなく、道北のようなエゾノリュウキンカではなく、フキノトウの花です。

 

 

 

ひたすら、フキノトウの花で吸蜜します。スミレやエゾエンゴサクや、その他吸蜜できる花はほとんどみかけません。

 

 

 

フキノトウの花粉が、びっしり着いたエゾヒメギフはフキノトウでせっせと吸蜜していた個体です。

 

 

 

フキノトウの花でストローを伸ばすエゾヒメギフチョウを連写してみました。

いまだ羽化後、日が経過していない個体はとにかく毛深い。

 

 

 

 

そのあとも ぱらぱら エゾヒメギフが飛び出して 最終的に7♂♂2♀♀を採集、他に二頭逃げられた。ネットをかわした1♂はすごい勢いで高く舞い上がって消えた。

 

 

 

今日はやや時期が遅かったせいか、古い個体が多く、かなり速く飛び採集しにくい。

 

 

 

 

フキノトウに吸蜜する個体以外は撮影がむずかしい日であった。 

 

 

 

三角紙内に生きたままいれておいたエゾヒメギフはリリースして 12:10 帰路に着く。 

 

 

 

年中行事みたいなもので、毎年、エゾヒメギフに会いに北見市近郊の発生地をまわっています。一昨年はかなり発生数が多かったが、昨年と今年はとても少ないと思います。やはり気候が例年と較べて大きく変動するときの発生数は激減することが多い。

 

 

 

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オホーツクのエゾヒメギフチョウ産卵調査。

2023-05-13 22:04:45 | エゾヒメギフチョウ

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オホーツクのエゾヒメギフチョウ産卵調査。

 

2023-5-13( 土 ) 晴れ  21℃  暖かい

 

 

 

久しぶりによい天気で暖かそうな日。午後からとある北見市近郊のエゾヒメギフチョウ Luehdorfia  puziloi  yessosensis  Rothschild  の発生地に産卵状況を見にゆきました。

 

 

 

 

この産地は今年は成虫の盛期にはきておらず、産卵調査も二年ぶり。昨年の春は林道の入り口に半端ではない巨木がもろに倒れ込み、完全に通行止めになってしまいエゾヒメギフチョウにもあえずしまいでした。

 

 

 

 

北見市近郊には小規模なエゾヒメギフチョウ発生地は多いが、昨年のことがあったので今年は別の発生地にエゾヒメギフチョウに逢いに行って成虫のシーズンは終わりました。

 

 

 

 

最近、このエゾヒメギフチョウ産地の近くで広範なカラマツ林の伐採がありました。伐採があると林道が整備されるので、昨年林道に倒れ込んだ巨木も処理されているかも知れない。

 

 

 

 

ということで何となく行ってみたら予測どおり巨木は処理され林道は開通していました。林道をしばらく走って自然度が高くなってきたあたり、いつもエゾヒメギフチョウの多いあたりには葉が展開したオクエゾサイシンの小規模な群落がパラパラみられます。

 

珍しく表に2卵。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

30分ほど、林道200mほどの区間で調べると、産卵されている群落は6個所、卵は130卵ほどを確認。例年より多い印象。

 

 

 

 

 

汚損したオス。

 

 

 

これは産卵後、やや時間が経過し葉が大きくなって卵どうしの距離が開いています。孵化が近いとおもいます。

 

 

 

 

この卵塊は、ごく最近産まれたものとおもわれます。

 

 

この産地内ではさらに産卵株はあると思います。

 

 

 

メスは見かけませんでしたが汚損したオスが 5-6 匹、速く飛んでいました。

 

 

ここは、10年程前、私が偶然発見した産地です。規模は小さいが色々な意味で貴重な発生地なのでチョウの採集は極力控え、観察や調査で重宝しています。

 

フキノトウはもう種子を作っています。

 

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毛深いエゾヒメギフチョウ。

2023-04-26 16:48:44 | エゾヒメギフチョウ

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毛深いエゾヒメギフチョウ。

 

早春、ゴールデンウィーク前後にかけての10日間はオホーツク北見市界隈でではエゾヒメギフチョウの盛期を迎えます。

 

 

北見市周辺ではエゾヒメギフチョウの吸蜜植物として最もポピュラーなのはフキノトウの花。

 

 

この辺りでは旭川方面のようなカタクリの群落はなく、一部を除き道北一帯のようなエゾノリュウキンカの群落もありません。

 

 

 

時期的にちょうど良く開花期を迎えるフキノトウの花はいたるところにいくらでもあります。したがって、この辺りではエゾヒメギフチョウの主たる吸蜜植物はフキノトウということになります。

 

 

そのほかエゾエンゴサク、各種スミレ類、エゾムラサキツツジ、ナニワズ、その他多くの花に吸蜜しますが圧倒的に多いのはフキノトウと言えます。フキノトウの花粉まみれになっているのもこの時期のエゾヒメギフチョウの特徴ですが、写真撮影して初めて気づいたのはエゾヒメギフチョウがとても毛深いということです。

 

 

概して北方系の蝶は体毛が毛深いのですが、エゾヒメギフチョウはそれが顕著です。

 

 

 

多少飛び古した蝶では毛が落ちてしまうので、あまり毛深さは感じません。

 

 

本州のヒメギフチョウやギフチョウ、大陸のシナギフチョウやウスリーヒメギフ、チョウセンヒメギフチョウではどうでしょうか。きっと同じように毛深いのではないかと想像しますけど。ただ、肉眼ではわからないと思います。展翅標本でも普通よくわかりません。

 

 

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