北海道昆虫同好会ブログ

北海道昆虫同好会は北海道の昆虫を中心に近隣諸国および世界の昆虫を対象に活動しています。

jezoensis No.47 発行。

2020-11-03 22:54:12 | 蝶・昆虫・自然・同好会など
jezoensis No.47 発行。

今年も 2020-9-30 北海道昆虫同好会雑誌 エゾエンシス jezoensis Vol. 47 が発行されました。例年のごとくオールカラー152頁の豪華版です。内容は 蝶や甲虫をはじめ昆虫一般に関するものが多数あり、まさに珠玉の労作ばかりです。また、毎年大量の論文のレイアウト・編集担当の坂田潤一さん、本当にご苦労さまです。ただ。これら珠玉の労作も jezoensis 発行部数が限られるため、より多くの方々の目にもとまるように本ブログでその一部を紹介したいと思います。ブログですと毎週数千人の方が目を通す可能性があります。










ホウライミドリシジミ Termozephyrus linji




タイリクキリシマミドリシジミ Termozephyrus ataxus





ヒシカワイチモンジシジミ   Euaspa hishikawai





コルスカンスミドリシジミ   Neozephyrus coruscans






シンリンミドリシジミ    Chrysozephyrus linae






















































この項 続く。









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エゾマイマイカブリの悲惨な最期

2020-07-02 22:12:44 | 蝶・昆虫・自然・同好会など
エゾマイマイカブリの悲惨な最期


   


2017-9-30 (土) 曇り



庭木のヤマボウシが実をつける季節になった。









ヒダカミセバヤの花満開。



ヒダカミセバヤの花にクジャクチョウたちや セイヨウマルハナバチ3匹が吸蜜にきている。



ふとみると足下にエゾマイマイカブリがいてビックリ。




普段はそれなりの自然豊かな山に多い大型甲虫だ。




いくらなんでも、こんな町中の庭に現れる甲虫ではないような気がするのだが。




しかも、何だかおかしい。 けっこう俊敏に動くはずの甲虫だがじっとしている。




背中からつまんでみたら、簡単につまめてしまい、どうも弱っているみたいだ。




そっと地面に置くと、なんと仰向けにひっくりかえってしまい、苦しげにもがく哀れな状態。




起こしてやると、少し歩いてまた仰向けにひっくり返って虚空をつかむような哀れな脚の動きで明らかに異常。




何故、飛ぶことができない甲虫であるエゾマイマイカブリが、住宅街のわが家の庭にいるのかもわからんが、何か農薬かなにかでやられてしまったのだろうか。





もしかするとキュウリの葉がかなりウドンコ病にやられていたので、先日ウドンコ病防除の農薬をかけた。




わが家の庭にはいろんな巻き貝、カタツムリみたいなのがいてウドンコ病対策の農薬のついた野菜の葉を食べたこれらの貝を襲ったエゾマイマイカブリが間接的に農薬にやられたのかもしれない。










そのまま、弱ったエゾマイマイカブリを放置しておいたがどこへいったか鳥にやられたのか夕方には姿が消えていた。




もし、鳥がこのエゾマイマイカブリを食べたとすれば、その鳥の運命も気になるところです。




そういえば タマネギ、 ジャガイモ、 ビートなど 広大な畑の周囲には、蝶はもちろんのこと まったく昆虫の姿をみることがありません。 農薬の威力であることは間違いありません。





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ブチヒゲカメムシの求愛行動。

2020-05-14 21:37:34 | 蝶・昆虫・自然・同好会など
ブチヒゲカメムシの求愛行動。


   



2020-5-4  (月) みどりの日  晴れ 暖かい



夕方5時ころ、自宅庭で今が満開のエゾムラサキツツジの花を撮影しました。 





白花エゾムラサキツツジはやや開花が遅れているが、葉の植えにブチヒゲカメムシ成虫 雌雄がいるのを発見した。




やや大型のが♀、小型のが♂でしょうか。




両者ともつかず離れず葉の上を右に行ったり左に行ったり、下からのぞいたり上から見下ろしたりしている。









かなり接近していよいよ交尾かと思ったがいたらず。










その後、両者向かい合い、盛んにお互いの触角を絡め合ったりしていたが、やがて話し合いが着いたかのごとく離れていきました。









要するに別れ話しがまとまったようですが、すでに交尾済みであったのか、お互いに相性が悪かったのかはわからない。









ブチヒゲカメムシは マメ科やキク科植物や大豆、イネ、大根 などにとりついて吸汁する害虫であるほか 大豆の伝染病を媒介するという。








PS: 今回ブチヒゲカメムシと同定していますが私はカメムシについてはまったくの素人なので、もしまちがっておればご指摘いただけるとありがたいです。






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セイヨウマルハナバチはヒダカミセバヤの花がお好き。

2020-05-03 22:45:03 | 蝶・昆虫・自然・同好会など
セイヨウマルハナバチはヒダカミセバヤの花がお好き。



201X-9-30(土) 曇り



秋に咲く豪華なヒダカミセバヤの花満開。




ヒダカミセバヤのピンクの花はベンケイソウ科独特の花の姿をしていて、その名のごとくとりわけ美しい。




沢山のクジャクチョウたちに混ざって、セイヨウマルハナバチ3匹がきているのをせっせと撮影した。





普段は花から花へとめまぐるしく移動するため、セイヨウマルハナバチの撮影はけっこう大変なのだが、この日は花にとまる時間が長く撮影は容易であった。














本種の特徴である腹端部の体毛が白くなるところを十分に撮影できた。













北海道北見市では町中で見られるマルハナバチはほとんどが攻撃的外来種セイヨウマルハナバチになってしまい、在来種のマルハナバチたちはかなり山奥に行かなければ見られなくなってしまった。




ものすごい羽音とともにぶんぶん飛び回るが、決してヒトを刺すことはないと孫たちに教えるのだが、どうしてもこの蜂がくるときゃーきゃー大騒ぎしながら逃げていってしまう。




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ダニ媒介脳炎の恐怖

2019-12-28 14:11:53 | 蝶・昆虫・自然・同好会など
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ダニ媒介脳炎の恐怖




ダニ媒介脳炎ウイルス、札幌のアライグマや野ネズミの1割で確認

北海道新聞によれば、マダニが媒介する感染症「ダニ媒介性脳炎」について、北大の研究グループが札幌市内の山林で捕獲したアライグマや野ネズミの血液を調べたところ、約1割が同脳炎ウイルスに感染していた。市内の山林に一定程度、ウイルスが存在することが分かり、関係機関は注意を呼びかけている。


 道内の40代男性が2017年8月、ダニ媒介性脳炎で死亡。死者が確認されたのは国内で初めて。


これを受け、北大獣医学研究院の好井(よしい)健太朗准教授らが2009~16年に採取したアライグマなど84匹の血液サンプルを調べたところ、10匹から同脳炎ウイルスの感染を示す抗体が検出されたという。


ロシアやヨーロッパなどの流行地で、野生動物からウイルスの抗体が見つかる割合は5~20%で、好井准教授は「札幌でも(流行地と)同程度のウイルスが存在すると考えられる。詳しい実態把握や医療機関への周知を進める必要がある」と話している。


ダニに噛まれてライム病を発症することは稀ではないようだが、最近上記のダニ媒介脳炎が問題視されており、年中ダニに噛まれる私は今までは運がよかっただけなのかもしれない。

私の背中に食いついたマダニ。 かみさん撮影。


 そのアップ。盛んに足を動かしていたという。 自分ではとれず外科の先生にとってもらった。

昆虫愛好家の方たちはとりわけ草をこぎ藪をかきわけて虫を捜すことも多く、私などは昆虫だけでなく渓流釣りも大好きなので年に数回はダニに噛まれてしまう。


かみさんの首筋に浅く食いついていたマダニ。



そのアップ。私がピンセットで上手にとった。


今回の北海道大学の調査でダニ媒介性脳炎の起因ウィルスとして病原性の強い極東型ウィルスが、ごく身近なところにも稀ではないことがわかった。


しかし、これまでは気が付いたらダニが食いついていたということがほとんどで、私的にはどうしようもないといったところが偽らざる心境です。




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