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2014〜2016年、札幌市で庭のヤマワサビにオオモンシロチョウ継続発生
札幌市豊平区西岡の自宅では、2014年にこの蝶をよぶ目的でヤマワサビを植えてから3年間、毎年オオモンシロチョウが発生しています。
観察していると例年9割以上が寄生されています。
北海道に侵入した当初は、終齢幼虫を採集しても殆ど寄生がなかったのに大きな違いです。
モンシロチョウもスジグロシロチョウも同じ株で発生しています。
寄生によりこれらの蝶たちのバランスが取れているのかも知れません。
寄生しているのは恐らくアオムシコマユバチの可能性が高いと思います。
気が付けば今年もヤマワサビにオオモンシロチョウ幼虫がついていたといった感じでこの3年間、発生が継続しています。
隣の庭に成虫がいたので、写真を撮らせていただきました。
羽化したての雌でした。
オオモンシロチョウの道内記録は毎年、同好会誌の「うすばき」に載せています。
写真は、全て2016年9月29日に撮影しました。
森 一弘
道東では最近ほとんど見かけなくなったオオモンシロチョウですが札幌〜道南ではいまだ健在のようですね。
かってほどの勢いはないようですが寄生蜂などにより発生状況がコントロールされているとすれば興味深いことです。
北見市では、ハツカダイコンや山わさびを植えておけば毎年おびただしい数のオオモンシロチョウが見られたものですがこの4−5年ほどは完全に消えてしまいました。
それにともない、ほとんど見かけなかったモンシロチョウが完全に復活しています。
札幌市での発生状況、これからも継続的に発信してください。
ところで、外来種といった色メガネをはずすと、羽化したてのオオモンシロチョウはカルミモンシロチョウ並みにけっこう美しく見えますね。
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