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シュウリザクラで育ったエゾシロチョウ、赤ボケに大量産卵。
2017-7-7 (金) 晴れ
シュウリザクラで発生したエゾシロチョウたちは交尾行動をひとしきりやって、その後気がついたら庭から消えてしまっていました。
そういえば交尾後のエゾシロチョウは、どこか別の産卵場所を求めていなくなったのか、もしかすると赤ボケに産卵してはいないだろうかと気になって捜してみました。
この日の朝、産卵行動をとるエゾシロチョウ1♀を発見していたのです。
エゾシロ卵、ありました。
かなり産んでいます。
今回6ペアの交尾を確認していますが、ざっと調べたところ13卵塊ありました。
1卵塊100〜300卵ありますから数千卵前後の卵が産まれたことになります。
こうしてみるとシュウリザクラと赤ボケは似ても似つかない植物ですが同じバラ科植物ということで、自分が羽化したとき目の前にあった赤ボケに難の抵抗もなく産卵したもようです。
エゾシロチョウは栽培植物のボケ、リンゴ、ナシ、カイドウ、ナナカマド、種々のサクラなどに発生します。
蝦夷の昔にはこれらの栽培植物は北海道にはなかったはずで、最近の100年前後から和人が定着するようになって同時に入ってきたこれらの植物をエゾシロチョウが利用を始めたとおもわれます。
エゾシロチョウが原始の昔から利用してきたオリジナルの食樹は恐らくシュウリザクラ、エゾノウワミズザクラ、エゾノコリンゴ、サンザシなど北海道に自生するバラ科植物だったとおもいます。
さて、これらの卵は天敵のアブラムシ、獰猛なカンタンなどの襲撃を乗り越えれば、来年我が家の赤ボケの葉を丸裸にして大発生するとおもわれますが、今年のように思いがけないできごとで壊滅するかもしれません。
ケセラセラといったところです。
今年も時々、エゾシロチョウ幼虫の状態などご報告したいとおもいます。
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