北海道昆虫同好会ブログ

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2017 早春、チャマダラセセリ、ジョウザンシジミの撮影に苦戦

2019-10-01 21:41:36 | チャマダラセセリ
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2017 早春、チャマダラセセリ、ジョウザンシジミの撮影に苦戦


2017-5-19 (金)  晴れ 30度C 暑い 強風



風が出てきて木々の梢がざわめきだしたがエゾキリンソウの多い急斜面は風がこないので無風。



陽がよくあたり暖かい。



キアゲハ春型1匹採集し撮影後リリース。



そのほかは羽化したてのツバメシジミ♂♀5-6匹が10-30cmの高さをチラチラ飛んでいるのみ。







やがてチャマダラセセリ1♀ 後翅破損 が出現。地表5cmを低く速く飛びあちこちせわしなく止まってまたすぐ飛び立つ。




後翅やや破損しているのは交尾済みの証だろうか。



吸蜜植物としては唯一キジムシロの黄色い花しかない。




しかし吸蜜はせず地表すれすれ10cm くらいの高さを、小さな黒いハエが飛んでいる感じで飛び回り、すぐ見失う。



時々キジムシロの葉に 3-5秒止まるのを必死に追いかけ撮影するしかない。




後に写真をコンピューター大画面でみると、止まるとすぐに尾端を屈曲させ、かなり素早く産卵していたのであった。



撮影時にはまったく気づかなかった。




チャマダラセセリダラの産卵時間は、なんと数秒でした。



その後は、しばらくの間まったく蝶影なく経過、目的のジョウザンシジミも汚損♂ 1匹以外は見えない。






10時を過ぎると、この谷間にも時間差で猛烈な突風が走るようになった。



風の合間はしばらく無風。



このころから別のチャマダラセセリ1♀Aが現れた。




時々、キジムシロの黄色い花に吸蜜するが蜜量が少ないようで数秒〜5秒で飛び立ちカメラを構える間もなく飛び立つ。



蝶というより地表5-10cm の超低空を素早く飛ぶ黒い小さいハエにしか見えない。




地面の色にとけ込みすぐ見失う。



風が少し吹くと草の葉などにとまり撮影チャンス。







しかしせいぜい10秒しか止まっていないので数カット撮影がやっと。




強風がくるとあっという間に蝶たちは視界から消えてしまう。



ジョウザンシジミは午前10時を過ぎてからやっと現れ始めた。






数は少なく、この日は3♂♂2♀♀のみ現れた。♂は汚損、♀はまだ新鮮であった。



チラチラと地表10cmほどを低く速く飛び、目をこらしていないとたちまち見失う。




唯一の吸蜜植物のキジムシロの黄色い花に数秒〜5秒吸蜜してせわしなく飛び立つ。



ここにタンポポの花さえあれば蜜量豊富で20秒は吸蜜し、撮影は容易なのだがタンポポはまったく無いのであった。



チャマダラセセリたちは 風が強まってくると、地面などに止まりはじめ、この時は撮影のチャンス。




















しかし再度やってきた突風にのって、たちまちどこかへ消えてしまった。





チャマダラセセリもジョウザンシジミもツバメシジミも、ネットでの採集なら、いとも容易なのだが撮影しようとするとこんなにも大変でありストレスフルでまいった。




それでも3時間ほどで、なんとか多少の写真を撮影することができたのであった。

 


ジョウザンシジミポイントへもどるとチャマダラセセリ2♀♀が現れた。




2匹は少しからんだりしはじめたが、やがて地表5cmほどをめまぐるしく飛んで、しばらく目をこらして追跡したが、やがて視界から消えてしまった。




苦労して何カットか撮影したが全てピンぼけでした。



今日は5-6匹のチャマダラセセリを見たような気もするが、実は同じ個体を見ていた可能性もあり、実際には数匹の♀がいただけであろうか。




空はよく晴れて気温も高いのだが、かなりの強風が吹き始め、もう撮影は不可能と判断し引き上げた。 







午後1時過ぎに帰宅した。



帰宅して家庭菜園のタタミ3枚分ほど畑をおこしてジャガイモ種芋25個を植えた。



ここは日当たりも良く土も深いので きっとイモがたくさん採れそうな予感。


しかし疲れてしまい途中でダウン。




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