トラフシジミの体温調節法。
2015-5-30(土) 曇り 一時晴れ 強風
この日、トラフシジミ(Rapala arata)の興味深い行動を撮影しました。
北見市郊外の林道。午前11時頃。この日は強風、曇り空で気温は朝方10度Cの寒い日だが時々青空がのぞいて、一瞬陽がさすと、みるみる気温が上がります。
林道沿いにはウツギが多く、きっといるなと思って注意していると、果たして陽だまりの地面で吸水中のトラフシジミ1オスが目にとまりました。
お日様が雲から顔を出すと、このトラフシジミは突然、羽根をぐーっと強く傾けたのです。
太陽光を羽根に直角に受けて一気に体温を上げようとしているのだと思われました。
長年、チョウと付き合ってきた人生ですが、これは私にとって初めての光景でした。
それを見て感動、思わず おーっと声を上げてしまいました。
このトラフシジミは地面に対して最大45度ほどになるまで思い切り羽根を傾けて最有効に陽光を浴び、そのまま1分ほど吸水を続けてぱっと飛び立って行きました。
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