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エゾエンゴサクの青い花にエゾヒメギフチョウ
今から25年前までながらく住んでいた旭川市周辺はエゾヒメギフチョウがとても多かった。
北方野草園や旭山公園、男山公園、カムイ古潭など、毎年おびただしい数のエゾヒメギフチョウが発生していましたが、最近ではどうなのでしょうか。
これらの発生地での主たる吸蜜植物は今風にいえばいかにもインスタ映えする色鮮やかなピンクのカタクリの花でした。
旭川から北へ向かうとカタクリは激減し、主たる吸蜜植物は沢筋の湿地などに群生するエゾノリュウキンカの黄色い花が多くなってきます。
オホーツクの北見界隈にはエゾノリュウキンカの大群落はありませんが小規模な群落ではそこにエゾヒメギフチョウが飛来します。
カタクリもほとんどなくて端野町に小規模な群落を見るのみです。
そんなわけで北見などオホーツクのエゾヒメギフチョウの主たる吸蜜植物は、いたるところに大繁殖しているフキノトウの花に変わります。
場所によっては採集されたエゾヒメギフチョウの体はしばしばフキノトウの花粉まみれです。
オホーツクのヤマヒメギフは発生時期が遅いためフキノトウの花は終わり、細々と咲くスミレや稀にナニワズの花を吸蜜植物にしています。これらは蜜量が少なく吸蜜時間は短く、文字通り花から花へと飛んでいます。
オホーツクでは、あまり多くはありませんがエゾエンゴサクの青い花に吸蜜にくるエゾヒメギフチョウがいます。
フキノトウの花が開ききってしまうと、この花に吸蜜するしかないのかも知れません。
早春のエゾエンゴサクの青い花は美しく、エゾヒメギフとの色コントラストは抜群です。
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