エゾヒメギフチョウの乱舞が終わって。2024年度北見市近郊のエゾヒメギフチョウ発生地と産卵状況調査。
2024-5-10(金) 晴れたり曇ったり。19℃。
ジョウザンシジミの撮影の後。昼のおにぎり2個を食べてから12:00、近くの林道へ、昨年に続いてエゾヒメギフチョウ産卵状況調査に向かった。
目的地の林道ではエゾヒメギフチョウが吸蜜に飛来していたエゾノリュウキンカとハワサビの群生地で少し植物の撮影をしたが、今日の蝶はエゾスジグロ数頭のみ。
オホーツクでエゾヒメギフチョウが好むフキノトウは花が終わり綿帽子の種子をつけている。
近年、在来種のエゾノリュウキンカの群落の中で、ここでは国内外来種になるハワサビの勢いが強くなっているようだ。
ここのエゾノリュウキンカに吸蜜するエゾヒメギフチョウ。(数年前の写真)。
この付近にのみ見られるめずらしい葉ワサビの白い花に吸蜜するエゾヒメギフチョウ。(数年前の写真)。
最近は、別の発生地ばかり回って、この場所で成虫の飛ぶ時期に観察に来たことはなかった。このエゾヒメギフチョウ発生地は、かって私が発見したが我が家からすぐ近くという私にとっては秘密の発生地、とりわけ貴重な場所で、ここを知る人は数人のみ。
わき水のある水源地ポイントではこれも葉ワサビと同じく外来種のクレッソンが大繁殖していた。
エゾヒメギフチョウが多くみられるポイントのやや下流域、道路沿いのオクエゾサイシン群落を丹念に調べたが5卵塊を発見し撮影したのみであった。
これらの場所以外はオクエゾサイシンはあるが産卵葉はなかった。発見した限りでは卵塊や産卵数は昨年と同じ程度と思われた。ただ、チョウの発生数からするともっと違った場所に私の知らないオクエゾサイシン群落や産卵場所があると思われる。
ここではエゾエンゴサクは少なく吸蜜植物としてはあまり利用されていない。
途中エゾヒメギフ2匹発見。風に乗ってかなり速く飛んでいて追いついても空振りばかりで逃げられた。Ⅰ♂のみ なんとかネットしたがボロ汚損個体で撮影後リリース。年齢がすすみ私の視力、とくに動体視力は明らかに低下している。
林道右から入る古い林道をつめてみた。大型車両が入ったあとがあり 深い轍になっていて はまったらお仕舞いといった場所もあったが 最後は広大な若いカラマツの植林地と 立派だが何年も放置されているように見える古色蒼然のログハウスがあり雑草や若木におおわれ施錠されていた。
ここまで見たところではエゾヒメギフがいそうな新しいポイントは無かった。
午後2:15 帰宅した。 庭のチューリップが満開でした。
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