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2015-7-12 (日) 晴れ 暑い
生きたオオイチモンジの手の平写真とエキノコックス感染の危険
林道をゆっくり走りながら蝶をさがした。50m先にキツネの糞に来ているオオイチモンジを1頭発見。
10mほど前で車をとめ、ゆっくり近づくと夢中になっているオオイチモンジ♂は私の接近など気にしないで一心に吸汁中の様子。
そーっと近づきとうとう指でつまんで採集してしまった。
最近はオオイチモンジ♂を採集しても特別の個体以外はリリースしている。
この♂もとりたてて変わった個体ではないので手の平写真など撮影してリリースした。
生きた蝶の手の平写真撮影については、いろいろと工夫しているが実はけっこう難しい。
元気なので激しく暴れやすい。脚を持って撮影するのを試みているが下手をすると脚がもげてしまい、脚無しの蝶が飛んでいってしまう。
脚をつまむ場合はできるだけ胴体に近い部分をつまむ。いろいろやって撮影したが、胸を押さえてからの手のひら写真とはまったく異なりとにかく難しかった。
最後は一瞬のスキができた瞬間、オオイチモンジ♂が指先から消え、猛烈な勢いで飛んでいってしまった。
今シーズンはかなり沢山の生きたオオイチモンジの手の平写真を撮ったので漸次、紹介してゆきます。
ところで、キツネの糞にきているオオイチモンジの採集はきわめて危険であることは皆さんご存じのことと思います。
そうです。エキノコックスです。
北海道では若いキツネなら小腸にエキノコックスが寄生している可能性大で、糞中にはおびただしい虫卵があります。
キツネの糞にきているオオイチモンジに付着した虫卵が採集者の指について運悪く経口的に卵を摂取すれば感染成立する可能性があります。
しばしばキツネの糞にきている蝶を扱うことの多い私は手荒い指洗いは特に気をつけています。
ときどきエキノコックス感染がないか血液検査もしていますが今のところ感染はないようです。
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