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ハンゴンソウに吸蜜するクモマベニヒカゲ。
この蝶は北海道の高山蝶(ウスバキチョウ、ダイセツタカネヒカゲ、カラフトルリシジミ、アサヒヒョウモン、ヒメチャマダラセセリは種の指定で採集禁止)のなかでは唯一採集禁止にはなっておらず、そのせいか蝶愛好家の間では人気があるようだ。
大雪山山麓では森林限界付近の草地で見られることが多い。
私がこの蝶を観察に行くところは標高1000m前後の松林のなかで、廃道化しつつある林道沿いのハンゴンソウに吸蜜する個体が多い。
稀にクルマユリにもくるがもっぱらハンゴンソウを好むようだ。
高山帯のお花畑ではミヤマアキノキリンソウやナガバノキタアザミに吸蜜する。
クモマベニヒカゲはお花畑のみならず登山道沿いにも見られるが個体数は年によって大きく変動する。
すなわち発生年には比較的多いが、その翌年には一転して激減する。
発生年に採集にきた人は大雪ではクモマベニヒカゲはいくらでもいると考えるが発生年でない年に訪れた人は、条件反射的にマニアの乱獲でいなくなった等と考えるかもしれない。
ハンゴンソウに吸蜜するクモマベニヒカゲ。M氏撮影。
近年、この高山蝶代表ともいえるクモマベニヒカゲが、あろうことかとんでもない花に吸蜜するようになり唖然としてしまった。
次項へ続く。
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