コヒョウモン幼虫が毎年みられる小沢。
コヒョウモン(Brenthis ino) は本州中部から北海道で見られる小型のヒョウモンチョウ。普通、6月下旬から7月に羽化する。やや山地性で、よく林道沿いの花に吸蜜する。稀れなチョウではないが近年、減少している印象。幼虫の食草はオホーツクでは主にバラ科のオニシモツケ。
北見市郊外の林道。6月上旬のある日。(土) 晴れ 快晴
この林道は、あちこち湿った感じのところにはぱらぱらとオニシモツケの小群落があるが不思議なことにコヒョウモンの幼虫が見られるところは、唯一カ所しかない。
そこはわずかな沢水が流れる本当に小さな沢で、オニシモツケの小規模な群落が沢沿いに10カ所ほどあり、そのどれにも必ずコヒョウモンの幼虫がみられる。
コヒョウモン幼虫の令数には、かなりばらつきがあり2令の小型幼虫から終令幼虫までが混在してみられる。
若齢幼虫たち。
4令幼虫たち。
食痕も目立つし、幼虫も葉の表面にこれ見よがしに鎮座しているので天敵(蜘蛛、寄生蜂、小鳥 etc...)などに襲われるのではないかと、余計な心配をしてしまう。
今日は終令幼虫を3匹とオニシモツケの葉を少し採集して引き上げることにした。
この項、続く。
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