北海道昆虫同好会ブログ

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銀紋リンゴシジミその後

2020-08-15 02:32:14 | リンゴシジミ
銀紋リンゴシジミその後



前回、銀紋リンゴシジミとして紹介した標本の展翅があがりましたので呈示します。














銀紋リンゴシジミについては 2002年に 川田光政氏が jezoensis に発表したものが知られている。jezoensis Vol. 28 P-8 リンゴシジミの異常型を採集。




川田光政氏。





また未発表データだが本会会員の M 氏は富良野市で1♂、 道北オホーツク海側の雄武で1♂を採集しているという。



このように同様のタイプの異常型 :  銀紋リンゴシジミ は比較的よく見られるタイプなのかも知れない。




近縁のカラスシジミ、ミヤマカラスシジミ、ひいては ゼフィルス類においても見られないだろうか。





発生機序については、遺伝的な異常や、終令幼虫時期の高温が関与しているのではとの意見があるが不明。 ちなみに2019年度5月下旬には30℃を越える猛暑日が続き、2019-5-26 北見市ではフェーン現象のため信じられない高温があり、北見市の我が家の庭では最高気温44℃を記録した。













採集データは 2♀♀とも 2019-6-11 北海道北見市 F 氏採集。

川田光政氏採集の個体と異なり翅表の橙色紋は広範に広がっている。







標本箱の横でF氏の愛猫君と。このにゃんこは決して標本箱の中をかき回すことはない由。





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