北海道昆虫同好会ブログ

北海道昆虫同好会は北海道の昆虫を中心に近隣諸国および世界の昆虫を対象に活動しています。

オオイチモンジの前翅にとまるコチャバネセセリが…………。

2016-07-19 22:14:46 | オオイチモンジ
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オオイチモンジの前翅にとまるコチャバネセセリが…………。


2007-7-7  滝上町

この日、林道には発生盛期のオオイチモンジ♂が多数みられ、キツネの糞など小型の獣の糞があればたいていオオイチモンジ♂がきていた。




オオイチモンジ以外にはコチャバネセセリが多く、オオイチモンジと一緒に獣糞に群がって吸汁していた。


よく見るとコチャバネセセリの1頭が、何故かオオイチモンジの前翅にしっかりと止まって盛んにオオイチモンジの羽根にストローを伸ばしている。


夢中になにか吸っているが、コチャバネセセリにのっかられたオオイチモンジは別にそれを気にするのでもなく自分は獣糞に夢中。






きっとオオイチモンジの羽根になにか獣糞の一部や尿などが付着しているのだと思う。


面白い光景である。 F氏撮影。




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札幌付近のゼフィルス2016夏

2016-07-17 21:51:08 | ジョウザンミドリシジミ
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札幌付近のゼフィルス2016夏

 今年の北海道は悪かった昨年より更に蝶が少ない絶望的な情況です。

 昨夜の虫屋サロンでも皆さん悪い話ばかりでした。

 と言っても季節は進み、7月に入りゼフィルス各種は少ないながら発生しています。

 オオミドリ、エゾ、ジョウザンミドリ、ウラジロ、ハヤシ、メスアカ、アカ、ウラナミアカの8種は出ているのを確認しました。

 一番多く見られるジョウザンミドリはすでに♂はボロが多くなってきています。

 他の種類はまだ目撃もないですが、中でもウラゴマダラをまだ見ていないのは驚きです。

     (高木秀了・文) 
 
 2016年7月16日 札幌市豊平区内の公園 午前8時頃、樹上から降りてきた交尾中のジョウザンミドリの手乗り写真、この後リリース









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2006〜2012年、北海道各地でクスサン大発生

2016-07-15 00:28:01 | 蝶・昆虫・自然・同好会など
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2006〜2012年、北海道各地でクスサン大発生。

2011-9-9 (金) 曇り

孫の運動会で北海道深川市の多度志を訪れたおりクスサンの異常大発生に遭遇した。

夜遅く、明日の運動会のために買い物にでかけた深川市のスーパービックハウスの玄関などにも大発生中のクスサンが集まっていた。

おびただしい数のクスサンが水銀灯の周りを乱舞し、スーパー外壁や床にまるで落ち葉のようにびっしり張り付き、自動販売機にも多数のクスサンが止まっていて気味が悪いほどだ。 


2011-9-10 (土) 雨のち曇り のち晴れ

朝方、雨が降っていたが やがて止んだ。

娘と妻は 朝4時に起きて弁当を作ったようだが不覚にも昨晩酔った私はぐっすり寝ていた。

雨がまた降らないか心配だが結局、屋外で多度志保育園の運動会をやることになった。

保育園の水銀灯下にも夜集まってきた新鮮なクスサンが沢山とまっていた。








私は野外でクスサンを見るのは初めてであったので、せっせとデジカメ撮影。

クスサンに触れたりすると大きく羽根を広げ、眼状紋を見せて激しく威嚇する。


♀は産卵した卵を保護するかのように卵塊に体をおおいかぶせている。


新鮮な9頭ほどを記録用にと思ってつまんで三角紙標本とした。


クスサンは開長10cmをこえる比較的大型の蛾。見ようによってはとても美しい蛾だとおもう。






2006年から2008年の三年間、富良野市演習林〜旭川市など道央を中心に食樹のウダイカンバに大発生した記録があり、2010年〜2011年も士別市、江別市 紋別市などで異常大発生、結局、道内各地で 2006〜2012年にかけて異常大発生が断続的に地域を変えながら続いたようです。

しかし北見市ではクスサン大発生は無かった。

私自身は生きているクスサンを見たのは今回が初めてでした。

従来、オホーツクでは稀な蛾です。

クスサンの幼虫は多くの種類の広葉樹を食べ広食性とされるが最も好むのはウダイカンバらしい。

その後、何故か大発生は自然に収束したようでクスサン大発生の話は2012年以降は パッタリ聞かれなくなった。

クスサンは秋に一斉に発生するが、口吻がなく羽化した成虫の寿命は交尾産卵を含めて約1週間とされる。

ちなみに繭の状態のときは食するとけっこうおいしいらしい。





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トラフシジミの産卵

2016-07-13 20:45:33 | トラフシジミ
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トラフシジミの産卵

2012-6-20  北見市郊外 K林道。



この年はトラフシジミがとても多かった。トラフシジミ春型の♀がウツギに執着していて、やがて産卵を始めました。トラフシジミの産卵シーンは滅多に観察出来ないと思います。

F氏が撮影しました。



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リンゴシジミ♀翅表黄橙色斑異常発達個体と藤岡大図鑑

2016-07-10 17:48:58 | リンゴシジミ
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リンゴシジミ♀翅表黄橙色斑異常発達個体と藤岡大図鑑


蝶友達からエゾリンゴ♀の翅表黄橙色斑が異常に発達した個体の写真が送られてきました。



彼は毎年たくさんのリンゴシジミを飼育羽化させてきました。目的は美しい異常型個体を羽化させること。しかし、毎年、いくら飼育を続けても羽化してくるのは通常型個体ばかり。通常型エゾリンゴシジミ標本をドイツ箱一杯並べても空しい。全国の蝶友達に毎年リンゴシジミ標本を送り続けているうちに、あほくさくなって大量飼育をやめました。

そうすると、2016年6月、すぐに野外でこんなすごい黄橙色斑発達個体を採集したという話。

美人のリンゴシジミ♀なんだけど左下翅が欠けているのが残念とのことでした。


私も彼も、こんな美麗なリンゴシジミ♀はみたことがありません。

ちなみに藤岡大図鑑なら、似たような個体が載っていないか、やたら重たい大図鑑を命がけで高い本棚から降ろして 20年ぶりくらいに開いてみたら、たいした標本はなく記載もひどく短くて、被検標本も驚くほど少ないのにびっくり。




著者がこの蝶にほとんど思い入れがないことがよくわかった次第。 

さらに 被検標本の産地名で 雄川 というのは 旭川の誤植というおそまつまで発見してしまった。






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