中国製冷凍餃子への農薬混入で大騒ぎして約1ヶ月になるが、何れ真相は明らかになるだろう。この事件を機に、日本人の食品に対する考え方が変わろうとしているようだ。
テレビ報道では、冷凍食品をやめたとか、中国産をやめたとか言われる消費者が多い。正直、自分には、それ程冷凍食品を日頃利用してるとは、驚いた。便利で手軽であるのは理解できるが、真心込めた手作り料理が、一番ではないのか?
コンビニの商品には、地産物をあまり見かけないが、ある地方のコンビニでは、全て地元産で、お弁当なども地産のお米や食材で揚げ物を商品として売られていると言う。これぞ地産地消の弁当で大変人気があるそうだ。
価格は、それなりに高くなるようであるが、他のコンビニに比較して非常に売れているらしい。食材も地産品で、当然自給率が高いようだ。
加工食品のみでなく、野菜などの食材の原材料の中国産輸入の比率は、50%近いと言う。これら原材料などには、原産地表示の無いものが少なくないようで、消費者も何を基準に買い求めたらいいか迷っている。
食の安全を含めた高い品質は、決して安くはない。日本人の食に対する考え方がかわり、冷凍食品でつじつまを合わせていたライフスタイルも見直す機会になって欲しい。朝食を摂らないで通学する児童が少なくないと聞き、核家族化している環境のもとで容易ではないかもしれないが、『安全の確保』と『家族のコミニケーション』の観点から、今一度自らのライフスタイルを考えてみる必要があるようである。