MR.コールマンの挑戦日記

セカンドライフを迎えて趣味のランニングや街歩き、スケッチ水彩画、地域活動などの日常のあれこれを綴っています。

現代アート展~変容のありか・流れる時間の捉え方

2020年03月03日 | アート・文化

アートスペースで開催されている現代アート企画展「変容のありか 流れる時間の捉え方」を観てきました。

会場では、時間をテーマにしたコラージュ、インスタレーションなどで表現するアーテイストの作品が展示されていました。

メイン会場では、cobird(コバード)の青写真の古典的な写真技法動画を使って張り合わせたコラージュ作品が大小21点が見られました。

「それぞれ3分」と題した作品で、ボクシング中のワンシーンを切り取り1ラウンドの時間を露光時間に設定し、別の動画を組み合わせてチェック柄を形成して3分間で得られる印象を描かれています。

「右か左に曲がる女性」は、振り向き振り返る女が描写されています。

「星条旗・君が代・神よ女王を守り給え・ブラジルの国旗」は、上から青写真(サイアノタイプ)でプリントし、その下がビニール製の製品と国家の歌詞が描かれて、国毎に濃度で特徴を表現されています。

「振り向き振り返る少女」

「立ち去るか佇む女」・「はたくもしくは触れる女」

第2会場では、身近なモチーフに熱、風、磁力、重力などのエネルギーを加え本来の役割とは異なる動きや多様な素材を組み合わせて時間と空間の階層を視覚化するコラージュ作品が見られ、「時間の捉え方や感覚」が表現されて時が墳要する過程が想像できる場となっていました。

黒板とチョーク、文具、モーターで表現された「揺れる黒板、転がるチョーク」

切手を貼り合わせたコラージュ作品の「円と運動」・「translasation」

太陽電池と鈴、紐、石で創った「太陽光による鈴の運動」

切手のヨットや船を浮びあげて創られた「切手コラージュ」

隕石の切り抜きと金具で創られた「転がされる石」

古代から現代までの時の流れや変容のありかという身近なものから想像を超える現代的なアートの奥深さや面白さを実感するひと時でした。

 


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