関東大震災から101周年を迎えて両国の横網町公園の都慰霊堂で追悼式典の大法要が行われ、久しぶりに横網町公園を訪れてきました。
大法要式典は前日に行われましたが、現在も各地で能登地震や南海トラフ地震報道される中で、震災の歴史を感じながら慰霊堂や復興記念館を訪れていました。
東京慰霊堂には、関東大震災の遭難死者と東京大空襲の殉難者など、約16万3千人のご遺骨が安置されていて、現在の東京の歴史を学びながら参拝していました。
慰霊堂のエントランスには、輝かしい灯籠や装飾が見られ、風格あるデザインも見られます。
慰霊堂内には、聖なる雰囲気が感じられる中で、亡くなられた犠牲者に今日の東京の復興の様子をお伝えして参拝していました。
慰霊堂は、神社仏閣様式の鉄筋コンクリート造りの建築で、石垣の上に立つインド様式の三重塔や建物の屋根には鬼瓦や動物の石彫刻が飾られて、他では見られない異例の景観が見られます。
園内の大きな花壇で造られた「平和を祈念する碑」では、斜面の花壇には生命を象徴する花が植栽されていて、祈念の碑内は、東京空襲で犠牲になられた方々の「東京空襲犠牲者名簿」が納められているようですが、この日は非公開となっていました。
朝鮮人犠牲者追悼碑
園内の復興記念館では、外装タイルの外観や正面柱上には怪獣像が飾られ、都の歴史的建造物となっていて、館内には東京大空襲の歴史や関東大震災の当時の状況を伝える貴重な遺品や写真、図表が展示されていますが、この日は休館となっていました。
都内の小学生・児童が亡くなった「震災遭難児童弔魂碑像」
震災発生時刻の11時58分に打ち鳴らされる、死者追悼の「幽冥鐘と鐘楼」
慰霊堂の周辺の一角からは、東京スカツリーも望めるお休み所となっています。
現在も各地で地震や台風が発生していますが、大震災や大空襲などの被害者に思いを発して、大規模災害への備えの必要性を新たに感じていました。
この後、両国の旧安田庭園や隅田川テラスの名所をぶら散歩していました。【続く】
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