「世の中、ちょっとやぶにらみ」

本音とたてまえ使い分け、視点をかえてにらんでみれば、違った世界が見えてくる・・・かな?    yattaro-

「今日も追っかけ」

2021年04月24日 | スポーツ・観戦

               
          悠雅君のホームチーム、青木(おおぎ)子供会    愛宕子供会連合会主催の大会で優勝

  
    初めての優勝に笑顔があふれる、青木子供会チーム                 チームを支える7人の6年生

コロナ感染拡大防止で止む無く、リーグ戦も大小の各種大会も全てを中断した時もあった市内の少年ソフトボール。
今シーズンに入ってからは、コロナ感染を甘く見ているわけでもないのだろうが、おおむね従来通りの試合数をこなしているようである。
但し、監督・コーチといった指導者や手伝いをする保護者、応援は、マスク完全着用が義務付けられている。グラウンドを走り回る選手と、球審だけはその限りでないという規制はあるようだ。

米軍岩国基地に付属する日米供用施設・設備の一つ「キズナスタジアム」。高校野球公式戦の出来るスタジアムの前庭に、2面のソフトボール球場がある。オリンピックソフトボールのアメリカチームが、練習用として使うほどの公式球場なので、内野は目の細かい黒いサラサラの砂が使われ、外野は人工芝が敷き詰められている。ホンに、少年ソフトボールにはもったいないような施設である。

元々「愛宕山」という小高い山があって、頂上に愛宕山神社が祀られていた。その神社取り巻くように昔からある集落が愛宕地区であり、愛宕地区子供会連合会が主催する大会は、このキズナスタジアムを使わせてくれる。応援するのも観客席が設けてあって、選手と保護者の一体感がある。
そんな一見贅沢なスタジアムに、周辺8チームを集めた大会であった。「じいちゃん、見に来てくれる??」という悠雅君の言葉に応えるために、9時半から応援に駆け付けた。

3月末に出場した全国大会とは異なる、それぞれの選手の所属するチーム同士の戦いである。人数を揃えるためには、2・3年生も加えなければならない。珍プレー好プレーが入り乱れ、いわゆる運がいい方が勝つ、といった側面もある大会。ましてや新チームがスタートしてまだ1か月そこそこ。6年生の多いチームが有利であるという現実もある。
孫君のチームには6年生レギュラーが6人もいる。今年楽しい思いをしなかったら来年は改めてチーム編成のため、ガタガタになる。もっともその頃は孫君は中学生になっている。

そんな裏事情が色々ある中ではあるが、ホームランも打った。超のつくファイプレーもみせてくれた。そんなわけで、こういった大会で初めて優勝旗を手にするところを見せてくれた。よくやった、強かった。家に戻ったのは午後4時半。4試合戦う選手も監督も大変だが、肩に力の入る応援も疲れ果てる。陽ざしの強い一日、早速手の甲は真っ赤っかに日焼け。それでも何でも、勝つことは嬉しいもんだ。

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「追っかけ!」

2021年04月10日 | スポーツ・観戦

           
                夏の全国大会出場に向けて始まった、少年ソフトボール地区予選

天気晴朗なれど風強し、温度が上がらない予報。
早くから連絡をもらって予定に組み込んでいた、孫君のソフトボール夏の全国大会出場に向けた地区予選。今日の結果で出場が決まるというほど甘い世界ではない。取り敢えず近辺の4チーム総当たりによるリーグ戦が始まった。今日がその第一日目である。

普段より少し早めに起きて、遠くの会場に駆けつけた。まさにアイドルを追っかけるアイドルファンの心境。そういえば今でも「舟木一夫ショー」があれば、関西までは絶対に駆けつけるというオールド追っかけファンがすぐ近くにいるのを知っている。
そんなことは置いといて、孫君にとってジジの応援は間違いなく心強いと思っているはず。とこちらが勝手に思って応援に駆けつけている。

それも、選抜チームに入ってからというもの、やはり随分上達の跡がうかがえる。そこんところを褒めてやると益々その気になって、バットスイングの速さも適格性も上がった。守備は元々俊敏性と肩の強さでいいものを見せてくれる。などと少しオーバー気味ではあるが、直接本人の耳に届くように言ってやる。これが効くのだから可愛いものである。これぞ褒め褒めシャワーで体中を温めてやる。これが追っかけジジの役割であり、楽しみでもある。

天気予報の通り、陽ざしはあるのに、グラウンドで椅子に座って応援する立場は寒いのなんの。余分にと思ってクルマに積んでいった防寒着を羽織るほど冷たい風が午後になっても吹いていた。そんな寒さにも耐えられる試合を見せてくれるといいのだが。今日の場合は思いがけない好結果であった。が、いつもそうばかりは行かない。
新学年が始まったばかりの小6として、新チームを引っ張る勢いで躍動する彼を、しばらくは追っかけすることになりそうだ。たとえ迷惑がられても(苦笑)

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「満開を待たずに!」

2021年03月27日 | スポーツ・観戦

         
      試合開始前、審判がコインを投げて、先攻か後攻か決める。

   
      鍛え抜かれた宮崎県代表が相手。横断幕の大きさでも差がついてますね~

   
     悠雅君、第1打席センター前ヒット、その後生還して1点返すが・・・

   
     悠雅君第3打席、アイタタッ 足首付近にデッドボール 

   
   「たくさんの応援を有り難うございました! 気を付け、礼!!」(右端が孫君)

  
        戦いが終わって緊張もほぐれ、仲間との帰り支度に笑顔も 

新チームによる「春の少年ソフトボール全国大会」が、今年は山口県が引き受けとなり、山口市のさいきょうスタジアムで開かれた。
岩国市を代表して「NADAオールスターズ」と「岩国ジャイアンツ」が出場。
孫君のNADAオールスターズは、宮崎県代表と戦った。善戦空しく初戦で、グラウンド周辺に植えてある桜の花びらが、心ない風に散らされるが如く、満開を待たないまま散っていった。これぞ『桜散る』である。

この近辺で戦うリーグ戦を見慣れている私には、神奈川県代表だの兵庫県代表だのといった、鍛え抜かれた少年の集団がなんとも眩しく見えるのが口惜しかった。ただ、ホンのわずかの違いが勝敗を分ける少年野球の世界。もうちょっとだけ、鍛え方を工夫すれば互角に戦える。という確信も持てた。

惜しくも初戦敗退。この屈辱を胸に、また秋の全国大会目指して、夏の暑さに負けず練習してくれたらいい。試合時間は7回攻防か90分という制限の中で、大声を出し続けて投げ・打ち・走る彼ら、世話をされる監督・コーチなど、お礼を言いたくなる人はいっぱいいる。
ちなみに、5打席2安打1死球、その中で唯一の得点となった孫君の活躍は、朝6時半に我が家を出発して、久しぶりの高速道走行の緊張も疲れも忘れさせてくれた。        

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「からっ風が」

2020年11月26日 | スポーツ・観戦

        
       セ全体でこの惨敗 
          を受け止めるべき

開幕か中止か、観客なしか5000人を上限か、そして収容人数の50%か。
紆余曲折色々あった今年のプロ野球。いま一つ盛り上がりに欠けたまま、ついに日本シリーズも終わりすべての日程を閉じた。
結果は、言わずもがなと言うべきか、セ・リーグの屈辱的敗退で幕を閉じた。
その結果については色んな受け止め方があり、考え方はそれぞれあるだろう。必死になってテレビ桟敷を独占した向きもあるだろう。

ただ終わってみれば、何か空しさ募る完膚なきまでのやられよう。正直なところ、手も足も出なかったように見えた。からっ風が身に染みる。
パ・リーグとセ・リーグの野球の違いといってしまえばそれまでだが、巨人軍という1チームのことだけではなく、セ・リーグ全体が一体となって野球の本質を変える必要がある、と痛切に思わされた。今年は5位に低迷したカープファンが何をか況んやではあるが、カープがソフトバンクと戦っても同じ結果であり、同じことを考えたかもしれない。

何が違う?どこが違う?パ・リーグは10人でする野球。セ・リーグは9人でする野球。ここに大きな違いがあるのは分かっている。が、それ以外によく分からないが、何かが違う。投手のスピードが速い。打者のバットスイングが鋭くて速い。投手の速いボール打つためにはスイングも速くなければ置いていかれる。それだけのことか?違うんだねー。それ以前に何かあるような気がしてならない。

人気のセ、実力のパ。どうしてもそこに落ち着いてしまう。どうしなくても観客がいっぱい入るセ。それに対抗するには、野球の強さ面白さで観客を呼ぼうと努力するパ。こんな話は昔のことで、今はパ・リーグの観客動員数も格段に増えている。人気にあぐらかいてる場合じゃないよ、セ・リーグさん。
ましてや、お金で野球するのではなく、他チームの主力選手を欲しがらず、原石を見つて来て磨き上げて強くなるチーム作りこそ、近い将来パ・リーグを倒せる実力が身につくのではないかねー。

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「初冬の風物詩」

2020年11月23日 | スポーツ・観戦

                                         

       斧入れて 香におどろくや 冬木立         蕪村

言い得て妙。まさにこれからの季節を言いあてた見事な一句である。
「冬木立」。こんな季語が飛び交ういま時分は、まだ完全に寒さ慣れしていない体に容赦なく吹く風が冷たい。風邪引かないように気を付けなければ。

これから年の瀬を迎え、年が明けて暖かな春が来るまでの数ケ月間は、マラソンに始まって、陸上長距離レースが楽しみな季節である。
個人のレースもさることながら、全国高校駅伝、天皇杯・皇后杯の都道府県対抗駅伝のように、チーム一丸となって1区から最終区までタスキをつなぐ駅伝もまた興味深々である。
そんな先陣を切って、全日本実業団女子駅伝が、昨日東北宮城県を舞台に行われた。

駅伝の場合、マラソンと違って個人の走る距離も、テレビに映し出される時間も短い。しかも結構入れ替わりの激しい選手層などで、選手の顔も名前もなかな覚えられない。所詮その程度の駅伝ファンの一人である。でもそんな中にあって、今回優勝した日本郵政チームの第1区走者「広中璃梨佳」選手の顔だけはよーく覚えている。全国都道府県対抗女子駅伝でも、全国高校駅伝でも、常に見事な走りで優秀な成績を残している。大きな駅伝大会には必ずあの顔があった。男の子用野球帽をきちっとかぶり、精悍な顔つきは如何にもファンを注目させるに値するキャラである。

そして今一人。この駅伝を最後の舞台として頑張った38才の福士加代子選手に賞賛の拍手を贈りたい。2000年のワコール入社以来走り続け、数々のエピソードや話題を振りまいた、大笑いの豪快さが売りの彼女。そのキャラの通り、最後となる今回の舞台も、彼女の選手人生をある意味象徴する幕切れとなった。6位で受けたタスキを表彰台に上がれる3位にまで持ち上げた。ゴールまで残り20mガンバレッ!と思ったところで、4位の選手にとって代わられた。表彰台がするりと逃げた。

「ギアを上げたが、風のように抜かれてしまった」と例の豪快な大笑い。しかし身体は崩れ落ちた。
結果がどうであろうと、彼女の頑張りは紛れもなく賞賛物である。

馴染みの顔、新しい顔、それぞれに繰り広げられる女の熱い戦い。コロナの憂さを吹き飛ばす勢いで、年末年始のレースを楽しませてもらいたいと願っている。

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「ツワブキの咲くころ」

2020年10月27日 | スポーツ・観戦

                                             

我が家の北東の角に、魔よけの南天の木が植わっている。
その周辺にいつだったか、ツワブキの根っこを植えた。時節が来ると毎年鮮やかな黄色い花を咲かせ、季節の移ろいを教えてくれる。
今年もまた見事に花を付け楽しませてくれている。

今日の新聞は、昨日行われた菅義偉総理大臣の、就任後初めての首相所信表明演説が行われたニュースが大方を占めている。
菅首相の所信も、これからの国家運営の手腕も、ここでは一先ず置いといて。
昨日のもう一つの興味あるビッグニュースは、プロ野球の新人選手選択会議というドラフト会議が行われたことである。

プロ野球選手を目指す大学野球選手・高校球児・野球少年らのあこがれの会議である。
夢が叶って胸躍らせた選手も多かろう。一方で、夢叶わずグッと下唇を噛んで新たな道を模索する球児も少なくない。人それぞれであったろう。
思い起こせば、昨年の今ごろ。ツワブキ色の栄えある結果をもらって、勇躍プロ野球の世界に入ったその数はざっと100人近く。

幸いにして我が愛する広島カープにドラフト一位入団した森下投手は、目下セリーグの新人王争いの最有力候補に上がっている。1年目からそれほどの大車輪の活躍を見せてくれた。彼ほどの活躍は、まさに1年に二人か三人の狭き門。それでも、彼らにとって、彼らを取り巻き指導した人たちにとって、プロ野球とは大きな魅力ある世界であり、魅力あるドラフト会議ではある。

広島カープの今年の指名は、社会人投手No1の呼び声高いトヨタ自動車所属の栗林投手。大いなる期待をかけたい。
このように、どの球団にも負けず劣らずの精鋭が新規入団した。がんばれ新人選手たち!である。

そして来年のツワブキが咲くこの季節に、功なり名を遂げる選手が何人出てくるのだろうか。来年のツワブキの花の頃が楽しみである。

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「年の差を超えて」

2020年08月18日 | スポーツ・観戦

               

小さな団地の小さな公園に、年の差など関係ない歓声や「ナイスッ!」「惜しいっ!」などの掛け声が響く。
公園沿いの道を歩く人も一瞬立ち止まって笑顔で見守ってくれる。〇〇団地グラウンドゴルフ同好会(G・G)という小集団。
小雨が降っても頑張るし、この暑さの中でも週3日の開催予定日は必ず数人が集まる。

但し、お盆の期間は1日だけお休みしてお互いの英気を養った。そして盆明けの今日から今年の後半に向けて練習がはじまった。
最高齢は82歳の男性。次は80才の女性。若手は小学5年生11歳、小生の孫君である。長期の休みだけ特別参加する。さすがにスポーツマンだけあって、みんなの仲間になり切って楽しむことには慣れている。なかなかの勝負勘を持っているようで、大々先輩を褒める言葉も慰める言葉も知っている。まるでG・G仲間のアイドル的存在となっている。
この子がいるお陰で一段とおしゃべりも弾むし、プレーにも力が入っているように見える。

プレー前のラジオ体操では、82才も80才も若々しく率先して身体を動かしている。体操を終えて2・3分、スクワットや片足立ちの基礎訓練は、80才女性がリーダーを勤める。これはいつも話題になるほどの軽やかさで、両手を拡げカカシよろしく片足立ちを長いときは30秒も連続で。
こういうのを見せられると、70代の我々はボーっとしていたら叱られそう。ついつい引きずられて必死にがんばる。

もちろん汗は流れる。各自持参の飲み物を随時飲むように勧めるとおしゃべりも始まる。「私、5年日記をつけているんよ」とか「60才を迎えた時、やっと自分を褒めてあげられる生き方をしてきたことに気付いた」などと、くだんの80才女性がポロッとおっしゃる。これが素敵な生き方、これぞ参考にしたい良き先輩との出会いである。こんな素敵な出会いが、小さな団地の小さなG・Gに隠されていた。

熱中症にだけは十分な注意をして、この暑さの中でも続ける意欲を与えられた気がしている。

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「タマのキレ」

2020年07月23日 | スポーツ・観戦

            

5000人の観客入場を許可して熱戦を繰り広げるプロ野球。
中学1年の夏休みに、父に連れられて初めて行ったプロ野球観戦が、広島市民球場のレフト側外野席であった。入り口から暗い通路を上がり、途中のなんとも息苦しいトイレの臭いを通り過ぎたらスタンドに出る。突然眼に飛び込むのは、広々とした外野芝生の黄緑色。これは小生にとって「生涯忘れられない色」となった。

その時以来の長い長い熱烈なカープファンなので、サッカーやアメフトファンの方には申し訳ないが、ここはひとつ、野球の話にお付き合いをお願いしたい。
と言いつつも、今年のカープ野球のだらしなさには呆れ返ってモノも言いたくない、そんな多くのファンの一人として敢えて注文をつけたくなるのである。

投げてはタマにキレがなければ通用しない厳しいプロの世界である。打ってはバットスイングにキレがなければヒットも犠牲フライも打たせてはもらえない。走るのもキレが要る。今でこそ「リクエスト方式」というビデオ映像で微妙な判定も器械分析されるが、2年前までは審判のジャッジが全てであった。そんな場合、キレのある走塁で走り込むと思わず「セーフ」の判定多かったように思う。

今年のように負けが込むカープ野球を見ていると、どれを取ってもキレと言う名の「切れ味」が見られない。投・打・走・守、采配、全ての面でキレ不足を感じさせられる。その分イライラは募るばかり。
特に、先発投手はしっかりしてもらわないと。同じ人が同じように、同じ回に必ず点を取られる。反発力に乏しい今のチーム力では敗戦につながってしまう。

これらを、素人ファンの素人的勝手推理で言わせてもらうなら、タマにキレがないのも確かだが、もう一ついうならアタマにキレがないのだ、と言いたくなる。
プロ野球の世界で、過去何十人といる「エース」と呼ばれた人たちは、タマのキレもよかったがアタマのキレは間違いなく並みの投手とはかけ離れていたのだろう。カープの中にもずば抜けたエースは育ってきたし、今も球史に残っている。

今年の場合特に目立つのは、誰とは言わないが、もうちょっとアタマのキレをよくしたら年俸が上がるだろうに、と思う投手が数人いる。彼らは彼らで一生懸命やっている・・・。それは当たり前のことだ。少年が好きでやっているソフトボールとはワケガチガウ。かれらのはそれが職業なのだ。
では同じようにバッターも職業だから、どんなタマでも打ち返すことを心がける。

結局、盾と矛の自慢のし合いで、どこに落としどころを見つけようか。ムジュンだらけの話ではある。
それもこれも愛するカープさんの不甲斐ない戦い振りに勝つ(喝)を入れたいファン心理だと思し召して、どうぞお許しあれ。

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「梅雨明け間近?」

2020年07月19日 | スポーツ・観戦

             
           青々と茂る雑草の中に、我が身を主張するオニユリ

7月も早下旬を迎えようとしている。
そろそろ猛烈な夕立とともにやってくる、天地を貫く閃光に轟く雷鳴。この洗礼によって「半夏のはげ上がりと言って梅雨が明ける」と教えられてきた、今は亡き「おふくろ気象予報士」のことば。

この時期の午前中は少し雲がかかっていても、一日中曇り空が続くことは滅多にない。
「朝曇り、照ろうがため」とは、おふくろ気象予報士の格言みたいなもので、多くの場合9時を回る頃からガチガチの陽射しとなる。それも厳しい蒸し暑さを伴うイヤな暑い一日になる。

そんな昨日と今日。二日連続で孫君のソフトボール大会が行われた。
「じいちゃん、見に来てくれる?第一試合は8時から始まるよ」と、親に催促されたのか、自分のプレーに自信を持っているのか、電話でちゃんと知らせてくれる。「昼からも一試合あるからお弁当持ってきてよ。それと冷たい飲み物を忘れんように」。ご親切な助言を添えてご招待を頂く。

そうなると「暑そうだな~」と思いつつも、応援グッズと冷たいお茶、折りたたみ椅子を引っ提げて試合会場へ。孫君は2番ショート、レギュラーである。バッターボックスに立つと相手チームの監督が「打つぞ!センターバックバック」と指示を飛ばす。その声にくだんの孫君は力の入り過ぎが見え見え。敢えなく当たり損ねの浅いライトフライということもしばしば。

それでも、ホコリ舞う炎天下、大きな声を出して元気よく、投げて、打って、走って、時に好プレー、多くはがっかりの幼稚なプレー。でもそれはそれなりに、彼らの精一杯を見せてくれるのだから、応援には力が入る。3試合やって1勝2敗。「まあまあよかったね!」ねぎらいの言葉を。

真っ青く生い茂る雑草の中で、夏の太陽に向かって咲くオニユリの根性と存在感を、孫君にも教えなければ。と思う割りに、炎天下で応援するジジの気力体力が問題となりそう。

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「待ちわびたこの日」

2020年07月12日 | スポーツ・観戦

       
         監督やコーチ・応援団はマスクを付けて、少年ソフトボール大会

新型コロナウイルス感染拡大防止策として、全ての面で自粛や活動制限という不自由の生活の中で、ひっそり息をひそめて暮らしてきた。緊急事態宣言も解除され、経済活動も動きを取り戻しつつある昨今。東京・大阪など大都市圏では、緊急事態宣言以前よりもっと厳しい感染拡大の数値が示されている。

感染者が増え続ける数値の割りには、感染者拡大の恐怖が少しマヒしてしまったのか、それとも、人間らしい暮らしを求める勢いが感染恐怖を押しのけてしまっているのか。自粛要請も、感染対策も少しずつ緩んできている現実を多く目にしている。その一例が、プロ野球の観客導入が7月10日から始まった。そのほかにも世の中全体の動きが「コロナに打ちひしがれてばかりはいられない」といった風潮に変化しつつあるのを肌で感じる。
これでええんじゃろうか、と思いながらも、自然の流れに身を任せている。ただ、コロナ感染に対しては敏感に対策行動をとっているのも確かである。

孫君の所属する少年ソフトボールチームの練習が先日から始まっていた。それは、近郊24チームを集めて今日行われる、久しぶりの大会に出場するためであった。こんなに多く集まる野球少年を、自粛で押さえつけるのが是か非か、と言う議論もあるが、実際にはコロナ対策で自粛最優先。それで数ヶ月を休んできた。

ポツン・ポツンまばらな雨の中、久しぶりにグラウンドを駆け巡る嬉々とした子ども達の姿には、ついつい声援を送ることになる。内心では「ここにコロナ菌がいなければいいが」と祈りつつ」。
こういった大会を主催する側の苦悩も見える。しかし、いつまでたっても公式な許可が出されるわけではないのなら、誰かがどこかで、何らかの大義名分を打ち立てて実行に移すしかない。

野球少年はもとより、指導する人、保護者ら全てにとって「待ちわびたこの日」なのである。
試合前後のケアーを施し、何事もなく明日という日を迎えられるのを期待するしかない。

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