悠雅君のホームチーム、青木(おおぎ)子供会 愛宕子供会連合会主催の大会で優勝
初めての優勝に笑顔があふれる、青木子供会チーム チームを支える7人の6年生
コロナ感染拡大防止で止む無く、リーグ戦も大小の各種大会も全てを中断した時もあった市内の少年ソフトボール。
今シーズンに入ってからは、コロナ感染を甘く見ているわけでもないのだろうが、おおむね従来通りの試合数をこなしているようである。
但し、監督・コーチといった指導者や手伝いをする保護者、応援は、マスク完全着用が義務付けられている。グラウンドを走り回る選手と、球審だけはその限りでないという規制はあるようだ。
米軍岩国基地に付属する日米供用施設・設備の一つ「キズナスタジアム」。高校野球公式戦の出来るスタジアムの前庭に、2面のソフトボール球場がある。オリンピックソフトボールのアメリカチームが、練習用として使うほどの公式球場なので、内野は目の細かい黒いサラサラの砂が使われ、外野は人工芝が敷き詰められている。ホンに、少年ソフトボールにはもったいないような施設である。
元々「愛宕山」という小高い山があって、頂上に愛宕山神社が祀られていた。その神社取り巻くように昔からある集落が愛宕地区であり、愛宕地区子供会連合会が主催する大会は、このキズナスタジアムを使わせてくれる。応援するのも観客席が設けてあって、選手と保護者の一体感がある。
そんな一見贅沢なスタジアムに、周辺8チームを集めた大会であった。「じいちゃん、見に来てくれる??」という悠雅君の言葉に応えるために、9時半から応援に駆け付けた。
3月末に出場した全国大会とは異なる、それぞれの選手の所属するチーム同士の戦いである。人数を揃えるためには、2・3年生も加えなければならない。珍プレー好プレーが入り乱れ、いわゆる運がいい方が勝つ、といった側面もある大会。ましてや新チームがスタートしてまだ1か月そこそこ。6年生の多いチームが有利であるという現実もある。
孫君のチームには6年生レギュラーが6人もいる。今年楽しい思いをしなかったら来年は改めてチーム編成のため、ガタガタになる。もっともその頃は孫君は中学生になっている。
そんな裏事情が色々ある中ではあるが、ホームランも打った。超のつくファイプレーもみせてくれた。そんなわけで、こういった大会で初めて優勝旗を手にするところを見せてくれた。よくやった、強かった。家に戻ったのは午後4時半。4試合戦う選手も監督も大変だが、肩に力の入る応援も疲れ果てる。陽ざしの強い一日、早速手の甲は真っ赤っかに日焼け。それでも何でも、勝つことは嬉しいもんだ。