「世の中、ちょっとやぶにらみ」

本音とたてまえ使い分け、視点をかえてにらんでみれば、違った世界が見えてくる・・・かな?    yattaro-

「取り敢えず、復活!」

2020年06月05日 | スポーツ・観戦

   ゲーム前のラジオ体操           真剣にフォールポスト目指して、G・G

世の中の流れに逆らうことなく、新型コロナウイルス感染拡大防止の大義名分のもと、涙を呑んで「休止期間を設けましょう」と。
楽しみに集まってくる人たちに無情の宣言をしたのが4月5日。あれからまるっと2ヶ月。
ついに復活した、小さな団地の小さなグラウンドゴルフ(G・G)。笑顔と談笑が団地公園に戻って来た。

ラジオ体操に至っては、「G・Gはやらなくてもラジオ体操には参加したい」との申し入れで、G・G登録メンバー以外の人も参加している。
本来のG・Gクラブ立ち上げの目的はここにあるわけで、してやったりと密かに微笑む。
こぢんまりした団地にほどよい軒数が寄り添っている。ちょっとした声かけによって大きな広がり見せるはず。と思ってきたのに「この団地には何にもない」との愚痴は聞くが、じゃぁ何かをやろうとは誰も言わないでここまできた。

本格的スタートからちょうど1年たったとき、コロナで休止に追い込まれた。しかし考えて見れば、少人数ではあっても元々やってみたいという人の集まりなわけで、しかもコロナ故の致し方なしの休止は、却って結束を深める役割を果たしてくれたような気持ちにさせられる。
人間の心理とは面白いものである。やっちゃダメ!と言われると無性にやりたくなる。ところが、今回のような命に関わる危険性があって、中断せざるを得なくなった理由が重大な場合は、峠を越えたら再開したい、と言う心理、期待感はさらに大きくなるようである。

うまくは言えないが、皆さんの気持ちが伝わってくるたびに、「少し無理してでも始めようか」と思ったこともある。
もしそれをやっていたら、2ヶ月間封印して待った挙げ句の今ほどの喜びや楽しさは得られなかったのかも。
たったこれだけのことでさえ、判断を下す者の裁量とはややこしい。その分、ちゃんとハマったときの心地よさもまた格別というものか。

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「日本列島体育の日」

2019年10月14日 | スポーツ・観戦

          
                                出発地点の川を渡る130人のウオーキング参加者             目的地の岩屋観音様  

日本列島至る所で「体育の日」の催しが開かれた模様である。特に西日本では抜けるような秋の青空に恵まれた。
そういった点からも、台風19号被災地の皆様にはお気の毒で仕方がない。せめて青空をプレゼント出来たらいいのに、と願うばかりである。

スポーツイベントや秋祭りの開会式の挨拶では、先ず台風19号被災地へのお見舞いの言葉。続いて昨夜のラグビーワールドカップ日本選手への讃辞。
この二つを受けて、皆さんも元気に爽やかな汗を流しましょう。といったことで2~3分の受け持ち時間を無事乗り切ったことだろう。
小生も人並みに「かじかの里ウオーキングイベント」に参加して心地よい汗を流した。

かつては自治会員数68軒であった山間の集落が、今や11軒に減ってしまった。実際に家屋はまだ残っているのに済む人がいない。世に言う限界集落である。
そんな小さな集落にあった、元小中学校の運動場跡地で開かれたウオーキング大会。
周囲の有志による実行委員会が主催。地域の連合自治会や市青少年育成市民会議、市連合婦人会の支部、亀山つつじ愛好会などが共催。そして、地元スポーツクラブまめな会という元町長経験者がリーダーのグループが主管するという、字面はものものしいお歴々が並んでいた。

岩国市のシンボルで、国の名勝に指定されている錦帯橋の下を流れる清流「錦川(にしきがわ)」に注ぐ支流となる小さな川沿いを歩く。
その川には、哀愁を帯びたあの、ヒョロロロ~~と鳴くかじかガエルが多く生息し「カジカの里」と呼ばれている。そんな山奥に今日ばかりは約130人が訪れた。
正式には「令和元年市民健康スポーツのつどい。かじかの里in根笠ウオーキング」と名付けられていた。
要するに学校跡地を拠点に、往復約6kmの行程を3時間かけてのウオーキング。帰り着いたらカレーライスの昼食が待ち受けており、途中に出されたクイズの当選発表などで盛り上がった。

目的地には、弘法大師(空海)作の木彫りの観音像が、洞窟の中で長年の鍾乳石のしずくの滴りによって、現在は石仏化した岩屋観音像が安置されている。
そんな歴史の一端を感じながらの清流ウオークは実に爽やか。健康的な体育の日を過ごさせてもらった。
見上げる夜空には、旧暦9月16日のまん丸十六夜の月が冴えている。
見事な月の明かりが、台風被災地の闇を明るく照らしてくれると、たとえわずかでも慰みになってくれるのではないだろうか、と静かに見上げている。

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「ニッポン、勝った~!!!

2019年09月28日 | スポーツ・観戦

ラグビーワールドカップ。開催地である日本チームがどれほどの躍動を見せるのか。日本中はもとより、諸外国も大きく注目した。
第1戦のロシア戦は、少し余裕を持って日本が勝利した。
問題は、世界ランキング2位の強豪アイルランドと戦う第2戦。大方の予想は、というか世界のほとんどの人たちが、日本不利を大きく報じた。
ある意味でこれは日本にとって好都合なことでもあった。何故なら、この第2戦は負けて元々、という気楽さと開き治りが作用したと思う。        

       
                      勝利の瞬間、歓喜の日本チーム。

日本の国技である大相撲に例えるなら、強い横綱にぶち当たるときは「負けて元々、胸を借りてさらに強くなる課程だ」とよく言われる。
ぶつかられる方は、相手の負け元の気楽さと捨て身の勝負は不気味である。
しかも日本ラグビーは世界ランク9位なのだ。名もない新人とはワケが違う。アイルランド側に多少の危機感は初めからあったのだろう。

兎に角ニッポンが勝った。番狂わせであろうが想定外であろうが、ニッポンが勝利したのだ。
予選リーグ、プールAの5チームの中で勝ち点9はダントツである。もう一つ勝って、何が何でも決勝トーナメントに進んで行きたいものだ。

根っからのラグビーファンには申し訳ない「にわかラグビーファン」ではあるが、「勝って欲しい」と願う心情に変わりはない。
一つのタックル、一つのスクラムに、思わず身体が揺れ、硬直して肩が凝ってしまう観戦である。
特に第1戦ロシアとの試合後は、屈伸運動が必要なほどの肩凝りであった。それが、今日は思いの他の勝ち星に肩凝りも少ないのは不思議だ。

 

兎に角この一戦に勝ててよかった。さらなる闘いを目指して、休養と全身のケアに心を配り、万全の体制で次も勝って欲しい。
全国のラグビーオールドファンの皆さん、勝手な言い分許されたし。

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「勝者の誇り」

2019年09月08日 | スポーツ・観戦


我が住む団地で始めたグラウンドゴルフ。女性4人、男性6人の10人でスタートしたが、5ヶ月目を迎えた今、女性が1人増えて11人となった。
平均年齢74歳。実年齢は決して若くはないが、やる気と元気の健康年齢は70歳そこそこ。まだまだ意気盛んである。

「楽しみながら少しずつでもお金を貯める方法」を提案したところ、直ちに「ホールインワンを出した人1回につき100円寄付」という結論を得た。
早い話が、成績のいい者に少し足かせを付けて、成績のよくない者との力量を縮める紳士協定。つまりハンディキャップの精神を取り込んだ。
良い成績を出そうと努力して、うまくいった人から寄付を頂く。誰にも異存はなくすんなり定着した。

15・25・30mの距離を一打でホールポストに入れたらホールインワン。つまり100円の寄付。これがなかなか思うように行かない。
命中率など当てにならなかったが、この頃ではショットの技量も精度も上がってきた。週3回の例会で1ヶ月には結構貯まるようになった。
「〇〇円貯まったら、トロフィを買って時には大会を開こう」という、使い途としては高尚な提案を出した。その時点でははっきりしなかった。

意外に早く現金が貯まったら、トロフィ購入話は立ち消えに。貯まった現金に目がくらんだわけでもあるまいが、「お昼ご飯をみんなで食べよう」という女性の『花よりダンゴ』提案にあっさり押し切られた。さすがにおばちゃん主役の集まりである。
まあいいか。楽しく長くやることが目標であり、井戸端会議の場をこしらえたと思えばこれはこれで十分な効果である。と自らを慰める。

ホンに、たかがしれたグラウンドゴルフ立ち上げではあるが、小さな団地の「寄り合い」のカンフル剤となればこの上ない。
先ずは何人かが集まること。それぞれの情報交換をすること。そのチャンスと場所を作ること。『花よりダンゴ』には目をつむるのもいいだろう。

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「黒い涙を」

2019年08月13日 | スポーツ・観戦


             今日も晴れ上がった炎天下、泥と汗と涙にまみれた熱戦を展開!

今日もまた暑かった。言葉にするのもイヤになるほどの炎暑・猛暑・酷暑。
台風接近で少しは風が吹くのを期待したが、その風さえ生暖かく、猛暑に輪をかけるような暑い一日に。

今年ばかりはなんとも暑さが体にダメージを与えるようで、外出や行動を控えるよう心掛けてはいるのだが。
「部屋の中でもエアコンを活用して熱中症対策を」という呼びかけを、しおらしく守ろうとしているジジである。
部屋の中でエアコンつけて・・・となると、ついつい甲子園が気にかかる。
甲子園と云っても、プロ野球の阪神の話ではない。この夏101回目を迎え、熱戦を繰り広げる全国高校野球の話である。

ひたむきに白球を追い、投げ、打って走って、野球を知る者の胸を熱くするあの、筋書きのないドラマを。
地元山口県代表が2回戦に進んだという興味もある。そして今ひとつ、今年に限って甲子園興味を掻き立てる理由がある。
それが「じいちゃん、甲子園に連れてってや」とねだる悠雅君の存在である。
ひょっとして遠い将来、甲子園の土を踏むかもしれない彼は、「甲子園の雰囲気を味合わせておきたい」という父親に連れられて、
8月6日の深夜に家を出て、7日の炎天下甲子園高校野球を満喫しているのだ。

その興奮と感動がさめやらぬのか「じいちゃん、甲子園はええよ」という。プロ野球カープのマツダスタジアムには何度も行ったではないか。その時の反応とは違うじゃないか。それほどに子ども心に強烈な印象を残す何かが甲子園にはあったのだろか。
そういわれてもねー。この暑さと地理の不案内は、腰を上げるのに相当の勇気と努力が要るんよ。さあどうするべ~。

高校野球は確かに面白い。真っ黒に日焼けした顔から、勝てば真っ白い歯がのぞく。
負けたら、泥にまみれた顔から黒い涙を流し、むせび泣き、悔しさを隠さない。この勝者の喜びと敗者の切なさを、10歳の悠雅君の胸に妬きつけておきたい気持ちもある。そろそろベスト8が出そろう。好カードは続く。さてどうしよう。

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「先ず、1勝!!」

2019年03月29日 | スポーツ・観戦

    

プロ野球ファン待望のペナントレースがいよいよ開幕した。
何は置いても、試合開始にはテレビの前に座るように、一日のサイクルや仕事の段取りが固まって来る。

セリーグ三連覇を成し遂げたら、今度は四連覇をねだるカープファン。
何もカープファンに限らず、どこのチームのファンも同じように、一つ勝てば二つ勝て、二つ勝てば三つ目を。
ファンの欲望は果てしなく広がる。相手がいることなのでそう簡単に行かないことは解っているが、やはり
必死になって応援し、勝ち続けることを夢に見る。

カープの2019年開幕ゲームは、地元マツスタで巨人を迎え撃つこととなった。
昨年まで、カープで2年連続MVPとなった丸選手が移籍した巨人を相手である。何はともあれ開幕戦はカープに勝たせたかった。カープファンが一丸となって声援を贈った開幕投手の大瀬良大地投手が頑張った。名前の通り大地を踏みしめ、浮足立つところなど微塵も見せず、8回を完全に抑え切った。

個人的なことなどどっちでもいいようなものだが、巨人の3番打者としてチームを引っ張るはずの丸選手を4打席4三振に抑えての勝利投手は、大瀬良にとってもカープファンにとっても、溜飲を下げる場面であったことは間違いない。巨人のエースにとどまらず、日本のエースと言われる菅野投手から、先制の価値ある一発を放った安部選手の活躍も、今後に期待を持たせる。

兎に角、開幕戦は勝った。143分の1勝には違いないが、幸先よしと言える。
またこれから、夕方までの時間を忙しく駆けり回る日が続きそうである。今夜はグッスリ!!

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「いよいよ球音が」

2019年02月24日 | スポーツ・観戦

          

2月も下旬半ば。プロ野球はキャンプでの練習を続けながら、その成果や個人の持っている力を試す時季に入った。新戦力の加入やドラフトによるチーム内の顔ぶれの変化。サラリーマン社会でいう人事異動である。そこでどれほどの力を発揮するのか、自己能力を如何にアピールできるか、選手個々の力量が問われるオープン戦に突入した。

セリーグ4連覇を狙うオラがカープも、固定の3番バッター丸が抜けた穴を、誰が、どうやって埋め合わせするのか。個人の活躍はもちろんであるが、首脳陣の選手を見る目の確かさも試される。2年連続でMVPを獲った選手の抜けた穴は大きい。4連覇と日本一を狙うには果たしてどうなのだろうか。

但し昨年までも、開幕した当座はカープがさほど強いとは思わなかった。ただ、ミスが少なくてスキのない野球ができる選手集団であることはよーく解っていた。つまり、カープが強いと感じる前に相手チームがずっこけて勝たせてくれる試合も少なくなかった。その点では、今年は相手となる全てのチームが、昨年までのカープのような野球をやってきそうである。楽観は許されない。

カッキーンとバットとボールがぶつかる乾いた音とともに、「今日のカープはどうじゃった??」と気をもむ毎日が始まりそうである。今年初のオープン戦の横浜DeNAとの戦いは、取り敢えず4対4のドロー。観るべきところは幾つかあった。新戦力の活躍。9回に登場した抑え投手の山崎から、若手が作ったチャンスにベテラン松山が確実なタイムリーヒット。その裏に、守備のまずさもあって同点に追いつかれたのはご愛敬というところか。

何かと忙しい中に、カープの応援という新たな楽しみと苦しみがプラスされる季節間近。
やっぱり熱くなったり、冷ややかに嗤ったりしながら、カープの応援は続くのだ。

 

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「優しさと強さと」

2019年01月16日 | スポーツ・観戦

          

鳴り物入りで誕生した、日本人横綱「稀勢の里」。しばらくは日本相撲協会を背負って立つ「一枚看板」のはずであった。
身体のでかさ、風格、柔和な笑顔。どれをとっても大向こうを唸らせるスター性を持っている、と思っていた。そう見え
てもいた。

大相撲界のプリンス若貴兄弟で鳴らしたお兄ちゃん、若乃花以来19年ぶりの日本出身の横綱としてもて囃された。期待も大きかった。信じられないような勝負強さで優勝し賜杯を抱いた。
勝負の世界に付き物の、天運を呼び込んだのかなと期待した。もしそうなら、これから3年4年と益々大きく成長し、大相撲界に君臨するに値するお相撲さんになることを、多くの人が期待した。

意外にもそうならなかった。いつの世も幸運と不運は背中合わせに付いて回る。
一度は掴んだ天運の裏に潜む大きな不運に取りつかれた。あの左胸・左肩を痛めた大怪我である。
心根の優しい男だけに、痛さや苦しい胸の内を表に出さず、横綱という責任と「勝って当たり前」という重圧と闘ったのだと思う。

外国人出身者の多い現代相撲界で、なりふり構わず「張り倒してでも勝てばいい」という執念を見せるべきであったろう。
しかし、ついにそこまでには至らず弱気の虫が顔を出し、自信のない取り口が見え始めた。特に今場所の初日からの3連敗は常に相手より腰が高く、棒立ちで相撲を取っているかに見えた。ファイティングスピリッツという点ではモンゴル出身横綱とは、良くも悪くもひと味違った。日本人特有の「受けて立つ横綱の貫禄」を示す優美なお相撲さんであった。

優しさと相手を圧倒する力強さを持ち合わせた横綱。常にそう期待させ、応援したくなるお相撲さんでもあった。
無念の涙の引退会見。ご苦労さんと見送りたい。今度は指導者としての「優しさと強さ」を期待しよう。

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「丸よ、やっぱりあんたもか!」

2018年11月30日 | スポーツ・観戦

                                                

プロ野球セ・リーグ今年のMVP(most valuable player)つまり最優秀選手に、我が愛する広島カープの丸選手が選ばれた。広島を拠点とするローカル紙中国新聞には、本来なら紙面が赤く染まるほどの大々的記事と写真が載るはずである。
ところが、これほどの大ニュースの記事の扱いが極めて地味なのである。むしろ「タナ・キク・マル」の3人揃ってゴールデングラブ賞をもらった記事の方が大きく取り上げられている。写真も3人の笑顔が大きく載せられている。

それもそのはず、「丸、巨人移籍へ」という記事が1面左上に載っているのだから、カープ関連記事が主流のスポーツ欄と言えども、丸のMVPより、ゴールデングラブ賞受賞ニュースの方が重くなるのであろう。
これは飽くまでも、カープファンを自認してやまない小生の勝手な憶測ではあるのだが。

丸選手の巨人移籍は、既定の路線と言えなくもない。それなりの事前準備は着々と進められていたことを、新聞・テレビ・ラジオのメディアが一斉に報道し始めた。「出来たら広島に残ってもらいたい」というカープ関係者は、そのような事前準備をキャッチしながら、敢えて公表しなかったのかもしれない。

やはり大枚のお金を目の前に積み上げられると、そちらに傾くのも無理はない。
しかも、痩せても枯れても巨人選手というネームバリューは、プロ野球選手にとっては魅力なのだろう。
ここ数年の間に、何人の大物選手が巨人のユニフォームに袖を通したか。そして何人がそれなりの満足いく成績を残したか。育ててもらったチームにいれば、一枚看板の中心選手でいられたものを、移籍したばかりにその他大勢の仲間となり、忘れられていった選手を何人も見て来た。

それでもなんでも、勝って優勝すればそれでいい。それが勝負の世界なのだ。という見方も当然ある。
無名の原石を磨き上げ育て上げて、一人前の選手になったらお金で引き抜かれて行くチームはどうなるんだろう。

負け惜しみではないが「去る者は追わず」。現有勢力で来季のカープの奮闘ぶりを期待しよう。
なんかしら気持ちがうすら寒い、霜月つごもりではある。

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「先ずは1勝」

2018年10月29日 | スポーツ・観戦

    

セ・リーグを3年連続で制覇した広島カープ。だがしかし、一昨年も昨年も日本一にはなれなかった。
日本一どころか、昨年は下克上とやらで、日本一への挑戦権すら得られなかった。今年は違う。日本一への挑戦権をかけたクライマックスシリーズ・ファイナルステージでは、見事にジャイアンツを3タテして堂々挑戦権を得た。少し手ごたえを感じる日本シリーズとなっている。

そしていよいよ迎えた日本シリーズ。相手は、豪打と豪速球を自認する、パ・リーグの覇者ソフトバンク。
そうは言っても、ペナントレースではパ・リーグの覇者ではない。覇者は飽くまでも西武ライオンズであり、ソフトバンクは2位からの下克上で日本シリーズに出て来たチーム。セ・リーグ完全制覇のカープが負けるわけにはいかない相手。

第1戦は、残念ながら勝ち切ること叶わず、先行した2点差を追いつかれた惜しい引き分け。
そして迎えた第2戦。前夜の引き分けを引きずらなければいいが、という不安も初回から杞憂となった。
先発ジョンソンは、1戦目の先発大瀬良同様完璧な立ち上がり。呼応するように打線も奮起。初回に先ず1点。

3回、5回と奇数回に2点ずつ奪う快進撃。7回にようやく1点を返されたものの、危なげのない完勝で、取り敢えず1勝。
この雄姿を後押ししようと、全国のカープファンクラブがマツダスタジアムに集結。声援はいやが上にも盛り上がる。
田中が、菊池が丸が誠也がそして松山が、投手陣を発奮させる打撃で後押し。

いい試合をしていますね~とはどこかで聞いたセリフだが、なんでもいい、どうやってもいい、試合に勝って欲しい。
そうして、セ。リーグ3連覇した底力を、ファンの目の前で披露して欲しい。
泥まみれ、汗まみれのヒーローたちからこぼれる笑顔はまさに最高の、晩秋の贈り物である。

明日からの敵地での活躍に大いなる期待をしよう。

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