間もなく1才9ヶ月を迎える3人目の孫悠雅君。
二人のお兄ちゃんに鍛えられるせいもあるのか、なかなか活発で頼もしい。
寝ているとき以外は全てがマイペース。いっときもジッとしていることはない。
自分の意のまま、上手に相手を選び指を引っ張りに来る。ついて行かざるを得ない。
暮れから正月にけて3日間、お兄ちゃん達はお父さんの実家で積もった雪と大騒ぎ。
仕事を持つ母親と幼い悠雅君は我が家へのお泊まりだった。
仏壇も床の間もある和室が自分たちの部屋となり、走り回れるスペースがお気に入りだ。
それ以来我が家に来れば、広い和室が遊び場となってしまった。
床の間に置いてある、木彫りのクマさんにまたがって得意満面。まさに我が家の金太郎。
『やがて金太郎は足柄山の怪童と人々から、うわさされるほどのたくましい青年に成長し、ある日、足柄山中にて源頼光と運命的な出あいをしました。そして頼光の家来として取りたてられ坂田金時と改名し、京の都へ上り渡辺綱・碓井貞光・卜部季武らとともに、源頼光の四天王の一人として大江山の酒呑童子退治をしたりして、その名前を天下にとどろかせました。』
南足柄市 金太郎伝説より
ジジ・ババと一緒に過ごすことが多い孫達。三人ともお仏壇が好きである。お兄ちゃん二人も、早くから「マンマンマン・・アッ!」と手を合わせてきた。
悠雅君も同じように、ローソクを灯し、お線香に火を点け、リンを鳴らすのが大好き。
勇猛果敢な金太郎も頼もしいが、仏壇に手を合わせる優しさも忘れず成長してくれると有り難い。
それにしても小意地の悪そうな三男坊。
早くから保育施設に預けられ、お兄ちゃん二人にはからかわれ、生存競争の厳しさを味わっているのだろうか。
せめて我が家の和室が彼の憩いの場なのか・・・? な~にそれほどヤワではないのだろう。