「世の中、ちょっとやぶにらみ」

本音とたてまえ使い分け、視点をかえてにらんでみれば、違った世界が見えてくる・・・かな?    yattaro-

「覗雨(のぞきあめ)」

2015年07月09日 | 季節の移ろい・出来事

 

            

 降るなと思って傘を持って出ると降らなくて、すぐ近くだからと傘を持たずに出るとドッと降ってくる。
降ったりやんだり、そのたびに人が慌てるのを天から覗いて楽しんでいるような雨の降り方。それを「覗雨(のぞきあめ)」というのだそうな。
雨を恐れ、雨を大切にし、雨と戯れる余裕も持ち合わせている粋な日本人が名付けたのであろう。
この覗雨という言葉、山梨県のある地方の方言だそうで、国語辞典には載っていないという注釈があった。

のぞきあめ・・・、実に可愛げのある面白い表現ではある。
それに引き換え、次々と日本列島を襲う近頃の雨の降り方はどうだ。50年に一度の豪雨、今までに経験したことのない雨量などなど。
想像するのも難しいほどの局地的豪雨が後を絶たない。そのたんびに、何らかの被害の爪跡を残していく。

ちょっとした出掛けの帰り、思わず濡れてしまうくらいの雨なら歓迎である。
いきなりクルマが水没するほどの局所豪雨はご免こうむりたい。と願うのだが、異常気象、低気圧の発生、台風などという言葉の前にはなんらなすすべがない。苦しい時の神頼み。雨乞いならぬ雨除け祈願が流行りそうなご時世である。

梅雨の晴れ間、ムンムン蒸し蒸しの中、畑に出てキューリとトマトを収穫。
なんと見事にへそ曲がりなキューリ発見。間違いなくSの字に見える。もう一本同じような形があってトマトと並べると『SOS』になりそうだ。ナヌッ?緊急非難を呼びかけられる大雨の予兆か。そんな縁起でもないことを考えるのはよそう。
たまたま見つかった、いうなれば奇形キューリというだけの話。

そのくらいに神経使うほど、いつどこでどんな大雨が降ってもおかしくない日本列島。土砂災害とも隣り合わせ。
わが身わが命を守るのは、先ずは自分自身である。
君子危うきに近寄らずという。気を付けなければならないこの時季である。

 

コメント (4)
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