小雨にけぶる、山口県庁
思わぬことで大そうなお褒めを頂く仕儀とあいなった。
正直なところ、自分で「それほどのことをしたんじゃやろうか」と思ってしまう出来事である。
地域活動の中の一つである「瀬戸内海環境保全大作戦」つまり、海の日に行う海岸清掃の一件。
我々の呼びかけに応じて、暑い中早朝より600人を超える人々がボランティア参加し、漂着物の回収をする活動。
そのご苦労たるや大変なものである。そんな様子をカメラに収め、ホームページでお披露目したり、広報誌でPRして、皆さんの労に報いる広報活動を担当をしている。言うなれば、皆さんの汗の結晶を記録しているような写真である。
そんな中の1枚を、山口県が環境保全活動の一環として行っているフォトコンテストに応募した、という次第。
図らずもその1枚が、今年度の「やまぐちキレイな海岸フォトコンテスト」の『清掃活動の部門』最優秀賞に選ばれた。
自分でも驚くばかりだし、写真にかけてはプロの友を持つ小生としては、決して大きな声で自慢できる代物ではない。
写真そのものはその程度の出来栄えと思っているが、「海をキレイにしよう」という活動理念が、この賞につながったのだろう。
と思っているし、どこかくすぐったい感じを覚えながらも、ジワ~っとした嬉しさはある。
今朝は早起きして、県庁3階の表彰式会場に9時30分に間に合うよう、高速をぶっ飛ばした。
「山口県環境保全功労者等表彰式」は、小・中学生の絵画・ポスターの部ほか、環境保全活動功労者、地球温暖化対策優良事業所など9部門16人が個別に村岡嗣政県知事から、直接賞状を手渡される。
賞状が読み上げられるたびに多くのカメラのフラッシュが浴びせられる。
こればかりは初めての経験である。報道関係者や県職員が一斉にカメラを構えていた。心地よい瞬間ではある。
写真の巧拙・内容はともかく、我々の地域活動にホンのいっときでもフラッシュを浴びせてもらったことを誇りにしたい。