ヨッコラショッ、石段を登って 賑わう神社
元日、二日と、絵に描いたような穏やかで暖かい陽ざしに恵まれた。孫たちのいないチャンスを逃さず(笑)初詣に出かけた。
見上げる石段の向こうに、同級生が宮司を勤めていた昔懐かしい椎尾神社がある。
氏神様として毎年初詣に、節目のお祓いなどにお詣りしている。
年々参詣客が増える感じのこの神社。亡き同級生も奥都城(おくつき)の下で微笑んでいるかもしれない。
そこで、下賤ながら一句川柳が浮かんだ。
❝ 初もうで 禰宜(ねぎ)も坊主も 恵比寿顔 ” センスのない句だな~と自覚している。お正月に免じて許されて……。
神社の大鳥居近くから見渡す視線の彼方には、孤高の威厳を保ちながら岩国城がそびえている。
春夏秋冬、季節を問わず、ここからの眺めは、岩国城に秘められた遥かな歴史を思い出させてくれる何かがある。
次に訪れるのが、吉香公園内におわす吉香神社、そして、白山ひめ神社のいわゆる近場の三社詣で。
その帰り道、吉香公園を歩いていると、真っ白い清楚な花が目に留まった。
小粒ながら、白い清楚な花は紛れもない冬桜である。思わぬ花都の出会いは初詣客を楽しませていた。
そこでまた一句。 ❝ 初もうで いろどり添える ふゆざくら ” まあまあかな? 見たまんまだね~
まあこんな調子で、今年もお手柔らかにお付き合いください。