2017、1、19日 初咲きの寒アヤメ
1年中で最も寒さが厳しい季節、大寒を迎えた。
この寒さに耐えれば、暦の上では春立つ日となる。まさしく「冬来たりなば春遠からじ」というところか。
この寒さに向かって、庭の片隅を占拠している「寒アヤメ」が、今年も初めての花を見せてくれた。それもたった一輪だけ。
我々人間サマより遥かに鋭敏な触覚で季節を感じ取り、時を違えず、根を張り花を咲かせて見せてくれる。
この寒アヤメの花と相前後して、11月に植え付けたタマネギに肥しをやるのもこの時季である。
これはこれで、忘れてはならない大切な年間行事の一つである。
ここに至って小中学校では、インフルエンザが蔓延する危険時期に入る、と先生方は神経をとがらせている。
もちろん、小中学生だけでなく、幼稚園も大人も、老若男女こぞって風邪対策が叫ばれる季節である。
特に今年の場合、よろしからぬ病気を抱える人が周りにいることから、「万病の元」と言われる風邪には神経を使っている。
近々手術の予定などを控えた人には、風邪は絶対に引かせてはならない、と本人にも自分にも言い聞かせている。
広島東洋カープを25年ぶりのリーグ゙優勝に導いた立役者の一人、あの黒田博樹元投手でさえ、「耐雪梅花麗」を座右の銘として苦節に耐えた時期があったという。苦しい次期を耐えに耐えて咲くからこそ麗しさも大きいと言われる梅の花。
今、大きくふくらみを増した梅のつぼみ。これこそが、雪に耐え寒さに耐えて、春来る前に花ほころばせるから麗しいのだろう。
これはいったい、誰に向かって言っているのだろう。MAGO兄ちゃんか、悠雅君か、よからぬ病気を抱える人か?
いいや、やっぱり自分に言い聞かせているのだろう。