「世の中、ちょっとやぶにらみ」

本音とたてまえ使い分け、視点をかえてにらんでみれば、違った世界が見えてくる・・・かな?    yattaro-

「金芽柘植(つげ)」

2020年04月15日 | 季節の移ろい・出来事

                
                                                          新たに吹き出す芽が金色に輝く「金芽柘植」の宝船

どうせ見果てぬ夢ならデカイ方が楽しみもあろうというもの。
庭師さんに勧められて買った小さな柘植の木。「これは山柘植の仲間じゃけど、金色の芽を吹き出すんよ」と教えられたのは15年も前の話。
その言葉通り、確かに毎年金色の芽を吹き出すので「黄金の宝船」に仕立てようと、剪定・刈り込み、しっかり手をかけてきた。ようやくその形が少し整ってきたように思う。

ただ、今年の芽吹きは別格に思えるほどの多さと濃い金色が、木全体を覆っている。ウーン、やっと思いに近づいてきたな!
世の中の全てが下向きで、八方塞がりというこんな年に、なんでこれほど派手に金芽を吹くの?と聞いて見たくなる。
その理由をこの柘植君は知っているのだ。

冬枯れをやり過ごして春を迎えるころから、降ってわいたような世界を揺るがすコロナ騒動が勃発。
予定していた会合や公式行事が相次いで中止や無期延期に追い込まれた。目下最高の趣味と自認している「タウンリポーター」という、新聞記者の真似事をする仕事も中止命令が出された。つまり行動のほとんどをもぎ取られた。
そこで向かう先は、畑の手入れと庭木の世話と相成った。

玄関前の小さな箱庭も、雑草をむしり水やりも行き届いた。例年にない手の入れようであった。
生き物の仲間である柘植君も、その努力に応えてくれたのだろう。見事な茂りを見せてくれた。世の中皮肉なものである。
これからは、「忙しいから」を言い訳にしておろそかになっていた庭木の手入れにも手を貸そう。植物は素直に応じて応援してくれるのだ。

ガンバロー!ニッポン!! ガンバロー!世界の人類!!

コメント
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