この土・日2日間とも、抜けるような青空の最高のお天気に恵まれた。桜もこの地方ではまさしく満開の見頃でもある。
あのにっくきコロナ騒動さえなければ・・・。たら・れば話ほど空しいものはない、とわかっちゃいるが敢えて言わせてもらう。
4月の第1土曜日は海土路(みどろ)天神さんの春のお祭り。↑ 第1日曜日は藤生(ふじゅう)天神さんの春のお祭り。↓
隣り合わせの町が二日連続で、老若男女こぞって山車を引き、はしゃぎ回ってお花見と祭り気分を味わう。
「地元の春は天神祭から」と言われるほどに大切な大切なお祭りである。ちっちゃな田舎町の数少ないイベントの一つなのだ。
その春を呼ぶお祭りさえ、山車もしゃぎりも御神輿も全て取りやめとなった。その元凶がコロナウイルス騒動である。
行われたのは両社とも、神社総代さんや、地元自治会長さんや有志が30人ばかり集まって、玉串奉奠の神事のみ。
本来なら、祭りの法被を風になびかせ、神社境内は人人人であふれかえり熱気に包まれるはずである。
言うなればこの「人人人のあふれかえる熱気」が大敵となって、お祭り中止を余儀なくされたのだから、皮肉なことではある。
密閉・密集・密接のどれもが重なる部分の三密がコロナ感染の大きな要素とされている。密閉という部分では青天屋外なので大丈夫であろうが、密集・密接は普段以上の熱気を帯びる。濃厚接触もはなはだしい。やはり自粛という点では中止が妥当なのである。
百も承知でいるけれど、子どもたちや子どもの晴れ姿を期待したジジババにとっては大いに肩すかし。淋しい春ではある。
言っても詮無きことなれど、世の中の全てを狂わせて余りあるコロナ騒動。終息の道筋が見えないのは不気味だ。
明日からも、兎に角『自分のことは自分が守る』『そのことが他人を守る』に徹して、自粛自粛!!