70cmのクーラーボックスを占領する大型のアジ この大きさ、調理に悪戦苦闘のババ殿
小学校卒業式を終えたらすぐに3連休を迎えた孫君。
卒業記念のリクエストは?「魚釣り!」即答。それも、いつものことながら半端な釣りではない。
遊漁船を一隻、自分とお父さん二人のために借り切り、瀬戸内海の大海原へ。今日の狙いは大型のアジ。付き添うお父さんは、出費も含めて大変だ。
70cmのクーラーボックスに期待通りの大漁。40~50cm級のアジを6本。大型カサゴが1本。さぞかし手応えのある舟遊びであったろう。今日の最大の釣果、52㎝の大アジは孫君が釣り上げたのだという。お父さんに負けない腕前と熱心さである。
お父さんとしては、元々東京見物に連れて行きたかったようだが、本人の意向には勝てない。
これこそ価値観の差というもので、我々の感覚では計り知れないものを12歳は持っている。
魚釣りを選ぶ裏には、活きた大きな魚を美味しい美味しいと言って食べる、じいちゃんの顔を見たいという理由もあるようだ。それとは言わぬが、人を喜ばせるコツを一つ身につけているとは有り難いことだ。
そうして釣り上げた大漁は我が家に運び込まれる。ババ殿の悪戦苦闘で、さっきまで大海を泳いでいた活きのいい魚は三枚おろしに。そして大量の刺身となる。結局は卒業記念のお祝いは我が家での酒盛りとなる。そんな今夜のお造りは格別に美味しかった。
お酒はぬるめの勘がいい、魚はあぶったイカでいいと歌われる。もちろんあぶったイカもいいけど、釣りたてのピチピチアジはもっといい。孫君の実質的な卒業祝いのうま酒に少し酔った。
このような、「人が喜んだり美味しかったなどと言う話」ほど、聞くに堪えないものはないという。
悪の典型のようなブログとなってしまいました。悪しからず。