プロ野球シーズン開幕を前に、広島カープ球団の「粋な計らい」・「ファンサービス」・「カープ盛り上げ」などの狙いで、まさにカープ球団の歴史を彩った名選手、LEGENDと呼ばれる名選手を集めた一大イベントが行われた。
夢の対決あり、往年の名投手、名バッターの現在など、笑い転げるシーンがふんだんに。カープ球団、やるじゃん!!面白かったよ!!
ファンも期待する夢の対決 投手黒田 対 バッター新井 対決を終えて、笑顔の談笑
「カープを優勝させる会」悲願の初優勝を遂げた、1975年(昭和50年)後楽園球場のお立ち台で、嬉し涙にむせんだあの若きヒーロー山本浩二さん
このお腹ではね~、でもスイングスタイルはバツグン? 大野投手と前田智徳、カープ生え抜きの名選手
浩二さん、ちょっと出過ぎではありませんか。と思いながらもあの貫禄はなかなかのものだ。カープ生え抜きの名選手もずらずら並ぶ。お隣島根県の出雲信用金庫の軟式野球出身、大野投手(現NHK野球解説者)のスピードは、年なりではあるが今も衰えていない。対する高校卒の天才バッターと言われた前田智徳。共にカープ一筋の野球人生であり、生涯多くのファンを惹きつけた。
他にも、沖縄出身初のプロ野球選手安仁屋宗八さん。あの「江夏の21球」という伝説を残してカープを日本一に導いた江夏さん。カープ初のリーグ3連覇を成し遂げた緒方元監督の笑顔など。顔を見ただけで、あんときのあの選手だ。あの時涙を流しながら見たあのシーンの選手だと、思い出は際限なく続く。
こんな企画を、開幕直前にカープのホームグラウンドでやってのける。それでなくても盛り上がり絶調の地元を、カープ一色に塗り上げてファンを引き付けようとする営業精神、営業感覚の鋭さ。辣腕のプロデューサーがいるのか、やるもんだね~。
それにしても、栄光の元選手たちの年の取り方、老い方も色んなタイプがあるのがわかる。やはり、いい生き方、いい年の取り方、いい老い方はそれぞれにあるようだ。経済的には不自由なくてもちょっと寂しい老い方を感じさせる人もある。それもこれもこちらの見た感じを言っているだけのこと。事実とはまるで違うこともあるだろう。
我が身に振り替えてみて、貧富に関係なくそれなりの豊かな歳の取り方、それなりの豊かな老い方に気を配りたいものだと気付かされた。