「世の中、ちょっとやぶにらみ」

本音とたてまえ使い分け、視点をかえてにらんでみれば、違った世界が見えてくる・・・かな?    yattaro-

「就業構造基本調査」

2022年09月23日 | つれづれ噺

            

『就業構造基本調査』この厳めしいタイトルはなんじゃ? 一目見ただけではよー分らんという第一印象。内容も今ひとつ掴みにくいみたいではあるが、これも致し方ない。
総務省統計局発信の、国勢調査に次ぐ国家の基本となる重統計統計調査である。という触れ込み。いかにも国の偉い官僚の口から発せられそうなタイトルではある。キャッチフレーズは「安心して働ける明日へ」とある。

「みなさまの就業に関する状況について現状を正しく把握し、安心して働ける社会を実現していく、国や地方の施策の基盤となる重要な調査です」ということ。つまり、企業で働く人たちの意識調査の意味を持っており、働き方・待遇の在り方・雇用形態など幅広い実態調査をして、今後の企業体質改善や働く人の満足感を高めるような労働行政に役立てる「基本調査」ということのようである。

2年前の国政調査員経験者に、今回も調査員のお願いが寄せられたという次第。
断ることも出来たのだろうが、冥土の土産の一つになるのかならないのか定かでは無いが、いずれにしてもこういった仕事はもうこれでお終い、次は無い。という意識が働いて引き受けたのだったのかな?
「しまった!引き受けなきゃよかった!!」と反省しながら下準備を整えてきた。いよいよ明日あたりから本格的な家庭訪問、調査のお願い作業が始まる。

働き方改革が色々言われている現代社会。雇用を盾に企業の横暴を許してはならない。働く人の労働力の価値を正当に評価させる企業風土を作りあげるためにも、こういった統計調査には積極的に協力して、実態を行政に吸い上げさせるのが、我々の義務であり使命であるような気がする。
ただ今回の調査は、国勢調査のように住民全員が対象ではなくランダムにピックアップされた家庭の15才以上の人の現状実態調査ということである。

面倒くさい作業であることは認めるが、現在の状況を良くも悪くも行政に反映させるためには、先ず調査票に実態を書き込んで提出することである。インターネット回答も筆記回答も準備されている。もしもあなたの家庭が対象になったら、どうぞ、積極的なご協力を、総務大臣・県知事・市区町村長に成り代ってお願いしますだ。調査員もついらいのだ。

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