「世の中、ちょっとやぶにらみ」

本音とたてまえ使い分け、視点をかえてにらんでみれば、違った世界が見えてくる・・・かな?    yattaro-

「しらたまの…」

2008年10月22日 | 季節の移ろい・出来事
「 しらたまの 歯にしみ通る 秋の夜の 酒は静かに 呑むべかりけり 」
なかなか味のある、風流を思い起こさせる三十一文字(みそひともじ)である。
但し、かなりいける口の人が云うと絵になるが、下戸が云ったのでは説得力に欠けるなー。

それにしても、汗をかく量がすっかり少なくなって、たまに手を出す夕食前のイッパイもビールより日本酒が恋しくなる季節となった。

お酒のみから言わせると、そのくらいは呑んだ内に入らないよ…と云われるくらいの量を呑むのさえ、ふんだんの当てが要る。その当てのお陰でお腹が太ってしまって夕ご飯が普段の半分に減るという、ていたらく。

それでも、最近は回数的には以前より遙かに多くなっている。
真っ赤っかな顔でソファーに横になってテレビを…のつもりがすぐに白河夜船。わずか15分くらいの意識不明なのに就寝に影響するほどの覚醒作用をもたらす。

お酒の量とは関係なしに、そこらじゅうにある夕ご飯用のお惣菜を、当て代わりにする。
が、中でも最も美味しい当ては、2人の孫の動作や語録を聞くことである。
今日も弟のかー君は、ばあちゃんと耳鼻科に行った。「毎回ジュースは買わんのよ」というと「分かった!今日は買わんでもいいよ、ボク、喉が乾いたらツバを呑んでおくけー……」仕方なし、急いで自販機に走った…というような他愛ない話ながら、一気にお酒も五臓六腑に染み渡るし、大笑いという当てで気持ちが満たされる。

やはり、下戸には下戸の酒の楽しみ方というのはあるものなんだなー。アー秋深し……。

            ( 写真: ちょこっと呑むお猪口 )




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6 コメント

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酒の肴 (takeko)
2008-10-23 02:03:09
ちょっとロマンチックな酒の飲み方やっぱり日本じゃね。それにしてもお孫さんの話題のほうが食べ物よりおいしそう、ほほえましい家族の雰囲気これが一番。
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ええですね~ (kei)
2008-10-23 16:21:26
非常によく想像できてしまって!
何回読んでも笑わせてもらっています(私って、よっぽど暇みたいですね)。
夕飯の量が減るのもわかるし、真っ赤かで爆睡されているのも想像しちゃうし、今度は寝られなくなるし…?
おかしいですね。

こんな雨降りの肌寒い日は、(何にもなくても)さしつさされつ…お話も弾みますのにねえ…
ちょっと熱燗気味で、するとちょっと酔いも早めに訪れ…? ええですのにねえ~
こちら側に座らせていただきたいものです…

カー君はなかなか手ごわいですねー
「のどが乾いたら唾を飲んでおく」だなんて、思い出しては笑っていました。もうおばあちゃんの上を行っていますね。
ふと出た言葉なのか、計算ずくなのか…、さて!?

いずれにしましても、ええですねー。
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いいなあ (金ちゃん)
2008-10-23 18:47:05
日本酒が飲めるようになるのは夢なんですよ。
「舟歌」の世界に入ってみたいんです(笑)。
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takeko bussellさん (yattaro-)
2008-10-23 21:21:55
たまには、かっこいいことを言うでしょ。
日暮れが早く、寝るまでには間がある秋という季節がこんなことを言わせるんでしょうね。
同級生の飲み会では、この雰囲気は難しいねー。

「子はかすがい」と言うけど、今は「孫はかすがい」です。
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何もなくても… keiさん (yattaro-)
2008-10-23 21:39:53
こんな肌寒いシトシト雨を、しぐれと言うには少し早いのでしょうか。
それにしても、この雨の宵、お酒がそれも熱燗気味がよろしおすなー…。
お猪口三杯がそれはもう天にも登るほどの、心地よさをもたらすんでしょうね。 

カー君は、連日のように、テーブルを占領するほどの言葉を残します。箸休めというより、酒の肴の主役を張りそうです。
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たまにはね…金ちゃん (yattaro-)
2008-10-23 21:46:29
忙中閑を見つけて、もしなければ作ってでも、たまに練習旁々差し向かいのサービスも、ええかもよ。
金ちゃんは「舟唄」の通り、ぬるめの燗で練習してみたら如何。
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