2020.3.21(土)正午現在、錦帯橋周辺のソメイヨシノのつぼみ。その時を待って満開に
本番の花見がほとんどお流れとなった今年。未練ではないが、一応錦帯橋周辺のさくらのつぼみの膨らみ具合をリポートしてみたくなった。
お弁当にお茶とカメラを引っ提げて、最高のお天気に恵まれた三連休の一日を、錦帯橋周辺と吉香公園をうろうろ。
「ここが毎年のお花見の場所だったな~、でも今年は一切ないんだよね~」などと思いながら、まだ咲いてはいないつぼみをチェック。
受け入れ準備万端!! 果たせるかな人集まらず!
錦帯橋下の錦川では、水面から土手の桜並木を見渡す遊覧船の運航も始まっている。
花見客を当て込んだ様々なお店が、テントを張り幟旗をなびかせてお客の入りを待ち構えている。が、なんせ歩く人がまばら。
それも、観光バスで来るような団体さまではなく、せいぜい乗用車の二人連れくらい。これじゃ商売になりそうもない。気の毒なことだ。
河川敷の駐車場を見やっても、観光バスは1台もいない。乗用車の数だって例年の3分の1程度。この季節のこんな光景は珍しい現象。春の陽気な活気など微塵もみられない。全てがコロナウイルスに犯されている。
同じ桜の仲間でも、盛りを超したヤマザクラ 今が見頃、薄墨の桜
今日はまだ少し堅いソメイヨシノのつぼみも、間もなく、時を得て一気に花開くのであろう。
河原を埋める桜の中でも、ほぼ満開か満開を通り越しつつあるのがヤマザクラ。ひときわ見事である。
公園内のあちこちにある桜の種類も多い。真っ白い花が一目を奪うのは、薄墨の桜。今満開に近い。ふる里の文豪「宇野千代」がこよなく愛した薄墨の桜である。
そんなこんな、つぼみをチェックするはずの「つぼみ見物」が、意外にも見事に開いた桜も見せてくれた。
花見キャンセルは口惜しいが、このような、アルコール抜き、桜の根っこのブルーシート無しの花見もまた一興ではある。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます