待っても待っても大地を潤し、地表温度を下げる雨が降ってくれない。
送り火を焚く頃になると、そぞろ吹く風にも幾分かの涼しさを感じ始める、と言われてもいるのに全くそんな気配を感じさせない夏。この暑さいったいいつまで続くのだろう。そんな暑さ対策と高校野球の魅力に惹かれて、エアコンとテレビのおこもり生活があまり苦にならなくなった。
但しこれも、すぐ目の前に秋が近づいている、高校野球も佳境に入って優勝争いが見え始めた、そんな魅力があるから我慢できる。
今日の紙面に「おじサロン」という編集委員コラムが載っていた。
「余計なお世話だ、ほっといてくれ。一人で生きて何が悪い・・・」という中高年の男性たちからの予想外の強い反応にびっくりした。という現代社会の現実を目にした感想から始まる記事であった。
頷ける部分もあるし、もうちょっと人間らしく世間と関わって生きて行くのも悪くないよ、と反論したい部分と相半ばである。
いま、世界では孤独の健康リスクが問題視されているという。それらが昂じると「孤独」が「孤毒」、つまり毒されてしまう危険があるという。
そんな危険から身を守る一つの方法として、孤独を愛するおじさんたちのお友だちづくりのコミュニティ「おじサロン開設」というストーリー。
肩書を外し、名声も地位も外して互いを認め合い、共感する付き合い方こそが「おじサロン」の真骨頂なのだが。
私の知る限りでは、現役を遥か前に終えた人間の集まりのはずなのに、過去の肩書や専門的知見をひけらかす人のなんと多いことか。そんなものを首から外し、ゆるーく人の輪に入ってこれるホンの少しの努力が「おじサロン」の入会資格とでも言えるのかも。孤独も集団も厄介だね~~。
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