NHK大河ドラマ「篤姫」が昨日、最終回を終えた。掛け値なしに面白かった。
非常に分かりやすかったのが、ヒットである。
「講釈師、見てきたような……」ではないが、幕末の動乱の中で果たした女性の役割。江戸城総攻撃を直前で回避した「天章院篤姫」という一人の女の度量と時代観。
坂本竜馬の生き方に、身震いするほどの共感をおぼえる「竜馬ファン」としては、彼の名前がが出てくるだけで、ドラマであろうが映画であろうが見入ってしまう。
しかし、幕末の風雲から明治に至る維新革命時代は、英雄と名の付く男達があまりにも多すぎて、人物描写に時間を費やすとついついややこしくなり、やたら難しい時代劇に陥ってしまいがち。
そこんところを、江戸城大奥を仕切る女性の視点で天下の動きを捉えたのがよかったと思う。
時代背景に関係なく、男と女がいる限り、そこには恋心が芽生える。ドラマはそこから大きく展開していく…。この秘めた恋ゆえに、男を・女を突き動かし、時に歴史を作り上げるまでの大きな原動力になっていく……。
生々しい人間ドラマが面白さを増す。
そして自分の中での結論は決まって、坂本竜馬がもう20年生きていたらなーと愚にも付かない、たら・ればを繰り返してしまう。 西郷隆盛と盟友大久保が戦った西南戦争も起きなかっただろう。日清戦争さえ、竜馬は回避したであろう……などと司馬遼太郎さんの手先みたいなことを考えるのである。
ある程度脚色されていることは分かっていても、歴史にもとづいた時代劇ドラマにはつい熱くなってしまう。
そのように、見る者を見事に引きずり込んでいくドラマの制作者チーム。14ヶ月に及ぶ撮影に耐えて、一段と大きく成長するであろう役者の皆さんにも、心から拍手を送って上げたい。 面白かったよ…ってね。
さて来年はどんな興味をおぼえさせてくれるのだろう。
( 写真:「篤姫」最終回の宮崎あおい 天章院 )
非常に分かりやすかったのが、ヒットである。
「講釈師、見てきたような……」ではないが、幕末の動乱の中で果たした女性の役割。江戸城総攻撃を直前で回避した「天章院篤姫」という一人の女の度量と時代観。
坂本竜馬の生き方に、身震いするほどの共感をおぼえる「竜馬ファン」としては、彼の名前がが出てくるだけで、ドラマであろうが映画であろうが見入ってしまう。
しかし、幕末の風雲から明治に至る維新革命時代は、英雄と名の付く男達があまりにも多すぎて、人物描写に時間を費やすとついついややこしくなり、やたら難しい時代劇に陥ってしまいがち。
そこんところを、江戸城大奥を仕切る女性の視点で天下の動きを捉えたのがよかったと思う。
時代背景に関係なく、男と女がいる限り、そこには恋心が芽生える。ドラマはそこから大きく展開していく…。この秘めた恋ゆえに、男を・女を突き動かし、時に歴史を作り上げるまでの大きな原動力になっていく……。
生々しい人間ドラマが面白さを増す。
そして自分の中での結論は決まって、坂本竜馬がもう20年生きていたらなーと愚にも付かない、たら・ればを繰り返してしまう。 西郷隆盛と盟友大久保が戦った西南戦争も起きなかっただろう。日清戦争さえ、竜馬は回避したであろう……などと司馬遼太郎さんの手先みたいなことを考えるのである。
ある程度脚色されていることは分かっていても、歴史にもとづいた時代劇ドラマにはつい熱くなってしまう。
そのように、見る者を見事に引きずり込んでいくドラマの制作者チーム。14ヶ月に及ぶ撮影に耐えて、一段と大きく成長するであろう役者の皆さんにも、心から拍手を送って上げたい。 面白かったよ…ってね。
さて来年はどんな興味をおぼえさせてくれるのだろう。
( 写真:「篤姫」最終回の宮崎あおい 天章院 )
「篤姫」楽しみに見ました。
竜馬の恋人は1人だと思っていたのですがある番組で???。
まっいいか。英雄なんとかを好むですものね。
勉強とまでは考えなくても、ほんの少し、過去をひもといてみるのは生きる参考になるね。
篤姫の流す涙に歴史の非情さ、苛酷さ、時代の波に翻弄される女の悲しさ、をしみじみ感じていました。
宮崎あおいさんの魅力が100%表出されたドラマでした。
女の手のひらの上で、男は踊らされながら大きな仕事をさせてもらっているのです。いつもそう思います。
ところで、竜馬はモテたんですよねー。そこんところもあこがれなんですが、こればかりは度量が違いすぎます。
恋人はいっぱいいたようですよ。千葉道場のさな子さん・土佐の家老、福岡家のお田鶴さま・一緒になったおりょうさんなどなど。羨ましい限りです。
篤姫、面白かったですね。
あの複雑きわまりない時代を、非常に分かりやすく、楽しく・物悲しく、それでいて人間の機微をうまく捉えて、見る側の気持ちもうまく捉えていましたね。
NHKの久々のヒットではないでしょうか。とは言え、相対的に大河ドラマは楽しく見ています。
ちょっと知ったらしくカミサンに解説を加えながら…