一番咲きの寒アヤメ 一輪
やっと咲いた、ようやく咲いた。
今年はなかなか咲かないね~、昨年の猛暑で水やりしなかったからだろうか。猛暑で枯れた葉をひどく取っ払い過ぎたからだろうか。などなどあれこれ昨年夏の暑さを思い出しては悪者にしていた。そしたら今朝、今年最初の一輪が凛と咲いて見せてくれた。
何を、たった一輪の寒アヤメが咲いたくらいで大騒ぎ?? と、いぶかる向きも多いことと思うが、咲く花も数少ない我が家の庭では、真っ白い山茶花に続いて真っ赤な山茶花が咲き、梅の花が咲き始める頃に一足早く春の到来を予感させるのがこの寒アヤメの爽やかな浅紫色である。
春を予感させるだけでなく、暑さも寒さも人知れず栄養として根っこに蓄えて花を咲かせる、そのプロセスに何かしら元気をもらうようで嬉しくなる。
特に近年、秋から冬にかけて患うことが重なった我が身。正月を境に元気に頑張ろうと、気持ちを切り替える早春。そんな時期に咲く梅も、寒風に耐えねば咲かぬ梅の花といって讃えられる。それと同じように、我が家では寒アヤメの開花を待つ習慣みたいなものが生まれたのかもしれない。
これから1日1本が数日続いたら一気に数本咲き始めるはず。咲いて欲しい。そこんところは、昨年の夏の暑さがどんなイタズラをしたのか、イタズラなどしなかったのか、結果判定待ちである。
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