「世の中、ちょっとやぶにらみ」

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「憂いの秋、3大悲劇」

2018年10月07日 | スポーツ・観戦

                  
       8回を投げ終え、同点で降板       丸の最終打席、凡打

あれほど華やかに、追随を許さないどころか、全く危なげない独走でセ・リーグ三連覇を果たした、我らが愛する広島カープ。
クライマックスシリーズ、CSを10日後に控え、さあこれから仕上げの調整に入ろうという時期にきて、あきれるほどの弱小集団を思わせるトーンダウンはいったいなんなのか。

昨年の屈辱。リーグ制覇しながら3位の横浜にCSで1勝の後4連敗で幕。日本シリーズに出場さえ出来なかったことで、世間から浴びた静かな嘲笑や同情などを、本当の悔しさとして肝に銘じてきたのか。今年も再びその愚を繰り返すのではないか。空恐ろしくなる。
最終盤を迎えた今の戦いぶりや、個人の技量の落ち込みを見ると、まさしく昨年と同じ轍を踏みそうである。

丸々半年間戦い続ける長丁場のペナントレース。好調な時もあれば不調な時もある。相手がより深く研究してくればスランプに陥れられることもある。そんなことはごく当たり前のことで、そんな好不調をとやかく言うつもりはない。
しかし、事ここに至って、個人の大切な記録や個人タイトルを争う大事な時期にあることを忘れたような、ダラシない戦いをしてはならない。

今年のレギュラーシーズン最終戦の今日。横浜を迎え撃つマツダスタジアムには、試合前から3つの大切なキーポイントがあった。
1つ目は、丸選手のホームランキング争い。何が何でも1本打って、頭一つ抜け出してほしかった。それが、こともあろうに同じ39本で並んでいる横浜の選手に40号ホームランを打たれる始末。丸選手の方はバットにようやく当たった1本が浅いセンターフライ。

2つ目は、大瀬良投手の今季最多勝利がかかっていた。今日勝てば間違いなしタイトルを手中にできたのに。これまた、先に点を取られ、逆転したらまた点を取られる不甲斐なさ。敗戦投手こそ抑えの中崎となったが、最多勝は危うくなった。
そして3つ目は、今日カープが横浜に勝てば、横浜のCS出場権は消滅するという大事な試合であったのだ。
今日、広島に逆転勝ちしてCS権利を死守した横浜が、再び息を吹き返して、3位ながらCSに出てくる可能性がある。
そうなるとまたまた、昨年の再来となりかねない。何が何でも横浜を叩く必要があった。

それなのにああそれなのに、3つのキーポイント全てがこちらの思い通りにならなかった。憂いの秋、3大悲劇の一日となった。
とても大切な、ここ一番、という時に完全に勝ち切れない、若さ故のお人好し集団。
早く、もう一皮剥けて、憎らしささえ漂う本当の強さを持つ、嫌み集団に成長して欲しいものだ。

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