真冬の我が家の風物詩、寒アヤメが今年も見事に花開いた。
寒中見舞いに添える季節の写真としては絶好である。清楚な薄紫の可憐さは、人目につきにくい日陰にひっそり、つつましやかに咲いているだけに愛しい。
お正月用のお餅が、石臼と杵から「餅つき器」に取って代わられて久しい。
その石臼が庭の飾りとして、クロガネモチの根本に置いてある。溜まった水に氷が張る寒さと、石臼の陰にもかかわらず、青々と茂り、毎日数本ずつ咲いて楽しませてくれる寒アヤメ。
根っこはと見れば、ショウガを連ねたような頑丈なカタマリが地中深く根ざしている。 みるからに、心和む清楚な花ではあるがその実、たおやかさの中に“したたかさ”を秘めた母親にも似た花のようである。
そうなると俄然、花言葉に興味が湧く。残念ながら「寒アヤメ」独自の花言葉は見当たらない。5月から6月に咲く「いずれアヤメかカキツバタ…」と呼ばれるアヤメの花言葉を借りると“神秘的な人” “よい便り”となっている。
今更、神秘的な人からよい便りなど来ることもないであろうが、連日粉雪の舞う寒さの中、せめて胸の内で花言葉に夢を託し、気持ちを暖かく保つのも悪くはない。
世の中がどのように変わろうと、人間の気持ちがどう動こうと、春には春の花が咲き、冬には冬の花が咲く。もちろん夏にも秋にもそれぞれの時期を違えず花は咲く。
やっぱりこの世の中、どうせなら咲く花を追いかけながら、したたかに生きて行きたいな~~…。
( 写真: 日陰ながら、ひっそりと、したたかに咲く 寒アヤメ )
寒中見舞いに添える季節の写真としては絶好である。清楚な薄紫の可憐さは、人目につきにくい日陰にひっそり、つつましやかに咲いているだけに愛しい。
お正月用のお餅が、石臼と杵から「餅つき器」に取って代わられて久しい。
その石臼が庭の飾りとして、クロガネモチの根本に置いてある。溜まった水に氷が張る寒さと、石臼の陰にもかかわらず、青々と茂り、毎日数本ずつ咲いて楽しませてくれる寒アヤメ。
根っこはと見れば、ショウガを連ねたような頑丈なカタマリが地中深く根ざしている。 みるからに、心和む清楚な花ではあるがその実、たおやかさの中に“したたかさ”を秘めた母親にも似た花のようである。
そうなると俄然、花言葉に興味が湧く。残念ながら「寒アヤメ」独自の花言葉は見当たらない。5月から6月に咲く「いずれアヤメかカキツバタ…」と呼ばれるアヤメの花言葉を借りると“神秘的な人” “よい便り”となっている。
今更、神秘的な人からよい便りなど来ることもないであろうが、連日粉雪の舞う寒さの中、せめて胸の内で花言葉に夢を託し、気持ちを暖かく保つのも悪くはない。
世の中がどのように変わろうと、人間の気持ちがどう動こうと、春には春の花が咲き、冬には冬の花が咲く。もちろん夏にも秋にもそれぞれの時期を違えず花は咲く。
やっぱりこの世の中、どうせなら咲く花を追いかけながら、したたかに生きて行きたいな~~…。
( 写真: 日陰ながら、ひっそりと、したたかに咲く 寒アヤメ )
「したたかさを秘め」て…
フムフム…と
クロガネモチ、あったかなあと思ってしまうのですが… 赤い実は南天ばかりだったような。これまた南天だけは山とあるんですよ。
多分、お寺などには先ず植えられていると思います。
「生きる強さ」この気持ちを表に出さず、心の片隅に珠玉のようにしまっておくと、楽しく生きていけるような気がしますね。
女性への形容、美称…
そこに神秘的などと添えられれば、最高の賛辞にもとれますが、「したたかさ」が加わることで「生」を感じます。
はじめて「生きる強さ」を実感します。
溜まった水に氷が張る寒さ」の中に、すくっと、この気品。やはり美しいですね。
今の時期に見たことありませんでした。
ところで、クロガネモチってなんでしょうか。
ある意味、おっしゃる通りかも……です。
根っこだけが目立つように……とんでもない。そんなごつい根っこが大地に根ざしていればこそ、可憐でたおやかな花を咲かせるんですよ。
まだまだ、これからですよ。
楽しいブログで、多くの人を大いに楽しませて下さいね。
間もなく色んなウメの花が咲き乱れる季節になります。春が少しずつ近付いてきますね。
さすが 南の国です。
今日のキーワード。
「たおやかさの中のしたたかさ」
花とはまるっきりイメージの違うごつい根に、「したたかさ」という言葉が重なったんでしょうか。
「母親にも似た」とおっしゃっていますが、本音は「女性にも」と。可憐な乙女から、たおやかな女性になり少しずつ「したたかさ」が加わり・・・・・
73歳もなりますと寒アヤメのように根っこだけが目立つようになりました。
それにしてもこの寒空に人の目を楽しませ、驚かせる神秘的な花であります。